これはりざあ堂製キット「リペするならネオピコで!by中原ほびりん」です。
推定スケール1/12、通称「ほびりんtypeB」。

and アオシマ製 1/12scale HONDA ゴリラ(←主役はほびりんなのだぁ!)

最初にほびりんをつくりはじめた時に思ったコト。(今となってはtypeA)
ハンドピース(エアブラシ)を手にしているが、何故コスプレしてるんだ?
つまらない事に疑問をもつ僕。背中にでっかいリボン(結び目)があるのは塗装のエプロンと想像がつく(二代目ほびりん初期)、が、コレはなんか大いなる目的がある服装なのではないか?
いや、それどころかハンドピースと思い込んでいるコレはビームライフルかなにかではないのか?
お伴のエアトン君って名前はどういうコトだ?MPaやkgなんて謙虚な圧ではなく(t)トンという単位の圧力をかけるサポートメカなのではないのか?
それだけの圧力をかけたら人はふっとぶ!それをふっとばないように「馬鹿デカいブーツ」をはいているのではないか?腕のリングも同じようになんらかの役割を果たしているはずだ。

<勝手に脳内ストーリー構築>
ほびりんは普段からこんな格好しているのであろうか?
それはないはずだ!ガッチャマンだって月光仮面だって、仮面ライダーだって正体がある、いや変身後が正体で普段の生活が仮の姿であってもそれはこの際たいした問題ではない。
その時思い出したのが「リペしてみない?」のデリーターの女の子だった。
似てないか?
ほびりんの正体は「リペしてみない?」の女の子。
双子の妹とかそういう設定はこの際考えない。
ほびりんの正体がデリーターの女の子(今のじゃないです)だとすると、問題は何故格好を代える必要があったかである。
完成品をマーカーで塗りなおす程度であれば普段着でいいし、ブラシ吹く程度の塗装ならエプロン一枚でいい(裸deエプロンという意味ではないぞ!)。何故ブーツを履くか?明確な外出目的なくブーツなんて面倒なものを履く女はまずいないのだ、近所に買い物いくのにブラシもってブーツ履いてでかける奴がどこにいる?
この服装は彼女のアイデンティティでありそのモティベーションの高さが伺える。

では「どんな」モティベーションだろう?


<動機づけ>
服装を普段と代えるときにはなんらかの理由が存在する。
簡単なのは軍人の野戦服と礼装。しかしポピュラーな例えではないな。
出会いのパーティーに参加するとしよう(←マジかよ)、その時に不思議とみなさんオメカシしていらっしゃる。もっとわかりやすく言うならば、昼間ランニングシャツで穴掘ってる人が夜飲みにいくときはダブルノスーツにサチベルの派手なネクタイ、キメワザは金の喜平だったりする。
そういうのがダサいとかカッコ悪いとかそういうのもこの際おいといて〜、自分の意識の高揚が必要な際に身なり装束を変えるのは人の本能に近い部分なのではと思う。戦士が羽飾りつけたり極彩色で顔や体をいろどったりするのも同じである。
同じことを繰り返してしまうが、服装を普段と変えるのは「魂の高揚」を必要とする際のイニシエーションのひとつと推察される。
極端にいえば勝負パンツも同種。戦場に向かう際に自己の意識の高揚がまず必要なのであろう。
いろんな戦場が存在し、いろんな勝ちの形が存在している。ほびりんにおいても同じであろう。なんらかの目的があり、それは自分の心のウチに勝利が存在しているはずである。

すべては「リペしてみない?」に要約されている。
問いかけの疑問文であるから基本的に主語は「you」だ。
この短い文章に含まれていない重要な要素・・・・それは「何で」という部分。
答えは簡単ネオピコ(デリーター)である。コピックではなくネオピコでリペイントせよとほびりん様はおしゃっているのである。


人の数だけ正義は存在する。よって正義は絶対ではない。
かなりヒール(悪役)な物言いだが、そうそう間違っていないと思う。

ほびりんには「ネオピコを普及させる」「わーほびをイベントとして成立させる」という二つの重要な任務を背負い(それが彼女の正義でもある)、戦う少女なのだ。

戦う少女というのに否定的な意見もあるかもしれないが、見た目のカワイさと別に悪魔的要素を多分に吹き込まれて存在している。背中りぼん(初期)タイプには「戦隊」仕様が存在する。このモデルの後はハロウィン仕様。このハロウィンタイプでもか、ペタンとへたりこんで、南瓜をくりぬいたかぶりものを脱いで「ふぅ」と息つくとか日常にありそうな狙った萌えではなく、大鎌で武装して悪魔的な衣装をまとっている。その後のはレドーム搭載ヴァージョン、これなんかF14がまわりにいていつでもフェニックスミサイルならぬネオピコミサイルをぶっ放す情景を想像させてくれる。(昔のマクロスのタコハイみたいなもんかな?)

解釈と拡大解釈のうえ僕は「戦う少女ほびりんに乗り物位用意してあげなければ・・・・」
そういう発想で用意したのがこのホンダゴリラだったりする。
なぜ原付だったか?それは簡単、かわいらしい要素を残しつつ好戦的である必要性。
しかもほびりんはチビッコだ!スズキカタナとかでこのポーズで乗るには180cm以上はどうやっても必要になる。そりゃデカすぎてカワイくない。
戦う少女でもややヒールの要素を含んだ娘。バイクのカラーリングは重要だと思う。正直バイク自体はノーマルに近い。ぱっとみシートとキャブとオイルクーラー。もしこれを作る場合アオシマのキットは黄色いタンクのゴリラを選んでください。他のは腕やおしりやブーツの接地があいません。
ちょっともどして、カラーリングは黒を選択。顔や景色が映りこむ程の光沢塗装。塗装後に平坦な雰囲気をださないようにタンクにマーキング。このマーキングはタミヤ1/35のカーロアルマートのデカールを使用してます。ツインテールで下半身に妙な充実感を出しているほびりんを動物に例えるとウサギかカンガルー!(←これも僕の勝手な解釈です)
ちょうどよかったのがカーロアルマートで使わずにあまってたデカール。
黒いタンクに白いカンガルーマークは結構はえる。他の色だとややぼやけるがコントラスト100%なのでOK!(あ、主観です)
typeAのつや消しと同じではマッチングが悪いので、これはほびりん本体も光沢塗装。
typeAはサフレスで仕上げたのに対し、こちらは下地に黒を塗装するという方式を採用。白い部分がレザーの光沢を帯びた雰囲気に仕上がった気がします。ブーツにはこれまったあまっていた1/72のハセガワのハンバーの車両番号のデカールを使用、赤い三角マークも同じです、ライフルの横に貼った【44】のシールも・・・・・なんで【44】かって?そりゃホレ、ダーティハリーだって44じゃない?強そうなイメージ。キットつくったアトに残ったシールはみなさん捨てずにとっておきましょう。なんでも捨てずに宝物としてとっておくのがオタク道です。




「ほびりん」が戦う女の子である説明が、いつのまにかキットの塗装にかわってしまって申し訳ない!もしかして、ほびりんを作ろうと思って、なんらかの検索語句でココにたどり着いた人もいる・・・・かもしれない。
・ほびりんはイベント限定販売ではライセンス料金(版権料)がありません(今のところ)。
・しかもエス・イー殿主催以外のイベントでの販売も申請すればOKです。
・完成品要求もありません(希望するメールはくるかもしれません)。

こんなスバラしぃ条件ってめったにあるもんじゃありません。
こんなスバラしぃ条件でライセンスを与えてくださったエス・イー殿に感謝の意を込めて有明13ではtypeAに限りですが、
ネオピコ持参者に700円引きという設定をしました。
・・・・ですが、結果持参者ゼロでした(しょぼん)。入り口で売ってると説明してるのに何故みなさん定価でかってくだされる、ホント何故に?私としてはアリガタいのですが(笑)。
もうひとつのお値引きはフィギュアマニアックス持参者でしたが、こちらは数名いらっしゃいました。

僕にも理屈はあります。「義理は返す」理屈というよりこれってルールかな?
全部統一価格で売って、設定差額の合計分をマーカーなり本なり自分で買えばイイじゃん!
ってソレはひとつの答えかもしれませんが、それは製品(商品)の普及に貢献したことになりません。例えば朝に9000円で売られていたフィギュアが昼に五千円で夕方千円になっていた、それが自分が買ったものだった・・・・・・なんか寂しい。そんな思いした方いらっしゃいますよね?朝寒いしかも冬、並んで待ってやっとはいって、買ったものがあっけなく・・・・。朝安くして時間たつごとに値段あげればいい(申請価格の範囲でネ)。すぎやんが1/6制服さくらでコレを実行しました。11時まで2000円引き、12時まで1000円引き。一個も売れなかったら別かもしれないけど、一個でも売れたら値段は下げるべきではない(少なくともその日は)。これも義理だと思う。
僕の粗雑なキットにお金払ってくれた人たち、しかもそれ作る為に労力つぎこんでくれた人たちにも義理がある。
同じに扱えというのには無理がある。「義理は返す、カリも返す」
カリ・・・返す・・・・。あ、ソコはダメです、舌が・・・はぁはぁ。

びしゅっ!

ダレだ投石したやつは?痛いだろダメだぞそういうのは。

そうかまた脱線したのか、戒めありがとう!でも口でいってくれ、痛いでしょう。
義理で思い出した。(いや、今の投石で思い出したのかも・・・)
有明13でカメラ片手に「ほびりん」をじっと見ていた女の子二人組み。あの娘さんたちはエス・イーの人ではなかろうか?もじもじして固まってるし、服装は作業向きだし、もしそうなら一声かけていただければいいのだ。
僕が定義づけた撮影許可者以外にも撮影を許される人はいるのだ。まず権利元さん。これは僕がライセンスをもらえたから作ることができたのだ。「おはようございます。F&Cですけど撮影よろしいですか?」と非常に丁寧だったりする。次に問答無用撮影のイベントプロモーター。こっちはスゴイぞ、「はい××堂ブース設営撮影です。」といってまだ早い時間に見てるお客さんを三人がかりでちらしてしまうパワーだ。「撮影禁止」の張り紙など気にせず名乗ってみて欲しい。
出版社だって「おはようございます×××ですけど撮影よろしいですか?」と丁寧なのだ、時として名刺おいていったりする程なのだ。
一般人に限っていえば「撮影いいですか?」の前にくるコトバはないのか?
撮った写真を見せて「こんな風にとれましたけど自分のつくってるHPにつかっていいですか?」と聞いてきたのは過去にたったの一人。まぁそんなもんでしょう。
撮った写真の用途はあまり規定するつもりはありませんが、よく撮れていた写真を発見したら、僕も勝手につかわせていただきます。確認の必要まったく感じません。それを公開した人が我々に確認しなかっとのと同じですから。
あたしらディーラーはイベント用になんかつくろうとしたら、住所氏名年齢にはんこまでついて紙だすんですからネ。最初の一言が「写真いいですか?」でいい訳がない。



びしゅっ!


イテっ。投石するなといったろコノヤロ!
あ、すぎやんか・・・・・え?話がまたソレてるって?

そうでした、みなさんごめんなさい。

戦う女の子のなかの一人ほびりん(←戻りすぎか?)
正しいリペの布教活動に向かう途中でもしバイクですっころんだら、駆けつけた救急隊員の「自分の名前いえますか?」という問いかけに、「リペするならネオピコで」といってしまうのがほびりん。
「名前です、名前!」
「・・・・・中原・・・
・・・ほびりんです

と、そんな理由で「リペするならネオピコで!by中原ほびりん」というタイトルなのだぁ。
それが本当の理由なのかどうかは闇のナカ。

え?なんで突然「中原」がでてきたかって?
エス・イー殿の会社の住所。川崎市中原区・・・・・・
川崎ほびりん・・・・・なんか売れない芸人の名前みたいだし、川崎というとイメージは公害都市だ。
よって中原ほびりんとしたのだ。
しかも、版権申請の際にちゃんと「中原ほびりん」で申請をしてみて【許諾】をいただいた。よってこれは既成事実なのだ!(←超拡大解釈)

いろんな意見あると思う、が、しかし僕は聞く耳もたない。
もし異なった意見があれば自分で原型つくって語ってちょーだい。
でも「宮内ほびりん」でもよかったと思う。


平成18年2月13日 たけ