これはりざあ堂製レジンキャストキット1/10scale「日比生咲苗」です。
  〜アリスソフト「大番長」より〜

大番長と君が望む永遠はエロゲーです。
言い訳できない18禁です。

でも、そういう画面がなかったとしても楽しめるゲームです。
遺作臭作でそういう画面全部とっぱらってゲームとしてどれだけストーリーが維持できるか考えた時、この二つの作品は素晴らしいデキのゲームだと思ってしまう。



<作る順番>
怪盗さくらがあって、ランドセルのさくらが成立する。
ランドセルのさくらと美咲菫があったから、この委員長が成立する。
流れを持った髪の毛の規則性と不規則性。
あ、原型つくる順番です。

<面倒な・・・・>
この髪の毛のモールドは非常に面倒だったです。
その副産物。複製も面倒。
ついでにいうなら、胴体部の塗装はマスキングオンパレード、6層コーティング。




<なにより面倒は・・・・>
四つん這いのポーズ。両手のひらを設置し、両膝と両足首から下を平面にあわせる原型のすりあわせ。これはコノミニ・アカリと中原ほびりんと同一の苦痛。
苦痛の向こう側にあるのは完成したという喜びだけだろう。
それとて思い描いたとおりにできる保証などどこにもない。ただ地味な作業を繰り返しすりあわせていくのみ。

<他のパーツとの関係が存在するかしないか>
派手なポーズであっても、他のパーツとの関係が薄い構成にすると原型はラクになります。
簡単なたとえでいけば、「ほびりん」と「中原ほびりん」はほぼ同じ形状ですが、「中原ほびりん」は、シートに座る×左手はグリップ×右足はステップ×左足は着地(靴裏水平)と条件が重なりとても面倒になってゆきます。
実際の人間が簡単に行うポーズも、フィギュアで再現させるのが実はとんでもなく面倒です。
両手で何かをもつ、すわりこむ、頬杖をつく、座って両手をつく、よつんばい。こういったポーズは面倒です。ある部品(部分)の長さや角度が、他の部品(部分)に干渉し影響してそのポーズを構成しているから、その調整に時間をさかれます。
この委員長も両足の膝と足首(足の甲)を接地するという四点条件をどれか一個放棄するとラクになります。ついでに片腕をもちあげると相当ラクになります。
普通に地味なポーズの再現は片足で立つ派手なポーズより遙かに難しいです。
派手なパフォーマンスは造型的には実はラク。
実際「怪盗さくら」はラクでした。

 
なんかシリーズになったっぽい。(写真はイメージです)

平成18年6月11日 たけ