これはタミヤ製キット1/35scale「M41ウォーカーブルドッグ」です。


プラモデルというのは素晴らしい。
実にすばらしい!
僕の思う素晴らしいキットの定義に「部品点数の要約」というのがある。
これは数学的にも素晴らしいのだ。
円の面積を求めるプロセスを考えて欲しい。
円の面積=半径×半径×円周率
円周率は3.14と習って、その公式を教えこまれ、円の面積が求められる者、それはあとから道をあるいた者たち。
円を細長い長方形に切ってその面積を求める。
それによって求められる面積の精度を向上させるために、長方形をさらに細くし精度をさらに高めていった。
プラモデルもこれに良く似てる。リアリスティックを求めるとパーツは無制限に増える。
キャタピラ一枚一枚を別パーツにするというのがそのわかりやすい例である。
でもそんなパーツが300も400もあってプラモデルとして扱っていいものだろうか?
プラスチックモデルという定義であれば、問題はないと思うのだが、プラモデルというのが趣味のひとつのジャンルとして成立することを考えた場合。もう少し簡略化する部分も重要視してもいいのではないかと僕は思う。


その点においてこのキットは素晴らしい。
オイルショックの頃誕生したこのキットは全て効率よくまとめられている。
樹脂の無駄を感じるのはもろにランナー。ランナーを減らすには部品点数を減らすに限る。
さらにこのキットは箱すら小さい。(車体は三号戦車と同等の大きさですよ)
箱が小さいのと、原油高の因果関係。
オイルショックでトイレットペーパーが消えると当時のお母さんたちはスーパーに走った。
だからある一定の年齢の奥様方のいらっしゃるおうちではトイレットペーパーの買い置きがとても多い。それとは別に輸送コストという問題がある。
原油は海外に依存する、それを運んでくるのは船、船ったって帆船や手漕ぎじゃないから重油で動く。樹脂つくるにも火力・電力必要。樹脂を成型器にいれて、またランナーに戻ってしまうけれど、無駄を抑えることにより、キットとしてはコンパクトにまとまる。このコンパクトなキットは運ぶのにもお金がかからない。





<数々の敗北から学ぶ・・・・>
敗北とは結果であって、その前に受難がある、それがクリアできれば、のちの世界においてそれは勝利と評価される。
輸送の問題はりざあ堂においても大変な問題です。
人員が多い、商品が多い、展示品が多い、したがって展示台も必要。
ごんさん号(セレナ)は八人乗れることになっているが成人男性だと六人が限界でしょう。
つまり五人で参加していた時期は前日搬入が確実に必要だったということです。

<容積計算>
たこ焼きパックは現在使用している箱に比べると1.5倍の容積を必要とする。強度的にも弱い。
飛翔箱。実際どうみても28cmの靴の箱。キットの完成後は非常に大きいが、パーツ状態ではこれほど大きい箱も不要。
チハ戦車は弱い、弱そうと馬鹿にされるが、燃費とか、耐久性とか、国内輸送、船輸送を考えるとそれほど悪いものじゃない。二号戦車と同時期のものと考えると格段にいい。
我々も輸送に重点を置き、箱をかえていく。
AT・over箱>飛翔箱と容積比1/5でコンパクト。
アカリ・怪盗さくら・制服さくら(最終分)箱>たこ焼きとくらべ強度は格段にあがったもののぜんぜんコンパクトさがない。
春のさくら・ともよセット箱>コンパクトにはなったが上記の箱とダンボール内部において組み合わせが悪くスペース効率最悪。
たこ焼きパックとこれらすべて併用されていたのでこの時期は輸送がかえって手間でした。

<1/10の神話>
どの箱も表面がざらざら。すぐにすすける。ようはコーティングされてない箱なのが原因。
ヨドバシやヤマダ電器にずらっとならんだガンプラの美しい光沢感あふれる箱・箱・箱
それは僕のあこがれ・・・・そして買う人もどっちかというとそっちのほうがうれしいハズ。
春のさくら・ともよで使用した湯のみ箱(通称Vixen箱)と最終候補にあがり、敗れた箱。
蓋と底をそれぞれ組む都合、その煩雑さだけで落選した箱。
去年の夏に伊吹風子・萩野可奈・美咲菫・涼宮茜四体同時リリースで採用。
それ以降の日比生咲苗・ランドセルのさくら・ほびりんシリーズもすべてこの箱を使用。旧作も月光・天使を切り替え。1/6ではまず使えないけど1/10ならこの箱でイケる。



<だぶだぶじゃん。>
ほびりんをつめて思った。箱スカスカ。
茜もスカスカだった。
ほびりんはパーツ数も多く、肉づまっているのだが、身長がたりない。レジンはそれなりに使用したのだがパーツがどれも太くて短い。よってスカスカ。
茜はパーツが少なく華奢なのでスカスカ。

<ぱんぱんじゃん>
天使のさくら・ともよセット。これを豪快に小さい箱にいれてみる。
ぎゅうぎゅう。台座がすごく大きい。それが二個。ともよちゃんはロングヘアだし、スカートも長い。とにかくぎゅうぎゅう。茜の箱と比べると五倍くらいの重量。
そんな条件ものともせず箱を統一。

<PCエンジンって知ってるかい?>
白い本体だけなら問題ないさ。ふぁみこんと同じ電源アダプター使えるし。
問題はCDROMだったりする。ようはコアグラジェネレーションが問題。やどかり型CDROM、一体型DUO、その後継いろんなモデルがあったけど殆ど電源が違う。電気を効率良くつかっているのかもしれないが、そんなの全部違ったら在庫管理も大変だし、部品調達コストだって高くつく。
一言。馬鹿じゃん。



 
戦車の話ちっともしてないね。ちょっとします。
シャーマンって「巫女」って役しちゃダメなんだよ。米軍の戦車は将軍の名前だったりする。
シャーマン・ジャクソン・リー(グラント)みんな南北戦争当時の軍人さんだ。
このウォーカーも同じ、朝鮮戦争でしょっぱなぶっとばされた在韓米軍の軍人さんのありがたいお名前なのだよ。
さ、戦車の解説はオシマイ。え?もう少し語れ?ん〜、M24チャ−フィの後継車両。

<サドンデス>
38度線を突如として南下してくるT34の群れ。
それはさておき、今年の冬のWFの前日搬入をごんさんが「いけないかも」といってきた。
まあ、マホーのアイランドとかいうサイトのオフ会らしい。
彼にも少しくらい我が世の春があってもいいと思う僕。
前日搬入を断念し、徹底効率化を図る。荷物をスリムに、展示時間を短く。
ひたすら工夫をする。
逆境ナインのように困難な状況を試練とし、乗り越える。
やってみるとなんとかなるもんだ。

<名古屋遠征>
効率化はさらなる進化を遂げる。
箱詰めしないではこぶのだよ。
現地で箱に詰める。三個くらい開場前にあれば充分だ。
と思ったら、ハ○イダーほびりん 予想より人気あってお客様にちょっとまっていただく。箱づめ作業ちゅうなのだよ。つぎのお客様にはさらに5分まっていただく。その瞬間から規定個数全部くみ上げる。
それでもなんとかなるもんだ。

<くせになる>
同じことをGW有明でやってみる。
ほびなみんやばし!(ありえねぇよGWのイベントで在庫なくなるなんて)
が、この時は四人もブースにいるので箱はあっというまに組みあがる。

やっぱなんとかなるじゃん。

それよりアレだ、太いのがブースに二人もいるとぎゅうぎゅうだ。
このスリム化の問題は各個人の努力に期待しよう。

平成18年7月16日 たけ