これはりざあ堂製キット1/12scale「祝日のほびりん'」です。
それと青島文化教材社1/12ネイキッドバイクシリーズ「ホンダ ゴリラ」です。

今年のGWのWHF有明と、秋のWHF横浜DASH1にしか投入されなかった、なんともレアな存在。
ウチのキット自体がレアといわれればそれまでだけど、まぁソレはあれだ、レアの中のレアということでひとつ・・・


レアのナカのレアと申し上げましたが、本当はレアのナカのレアのレアです。
「祝日のほびりん’」の「’」
ノーマルじゃありません。
顔が「休日のほびりん」のものです。
そして、ゴリラにのっています。
シート高の調整は前回紹介した「祝日のほびりん」と同じ方法で調整できます。
それとは別にモンキーとゴリラのシート形状が少しことなる為、ほびりんの下半身パーツの内腿を削ってます。つまりソコさえやれば、黄色・白・オレンジタンクのどのゴリラにも、青・赤・銀タンクのモンキーどれにでも適合させることができます。(注:黄色タンクゴリラと銀タンクモンキーはフラットシートを装着させないこと)


【戦車をつくらせろ!】
美少女フィギュアの原型つくって、型つくって、複製して、サンプルつくってと・・・・そればっかりだとイラっときます。そうでない人もいるかもしれませんが、僕の場合はイラっときてイラっときてイラ!です。
【戦車をつくるつもりでバイクをつくる】
色がそっれっぽければ自分を騙せるかも・・・・
やってみた、見事に騙せた。しかもハマった。



【ミリタリーはごちゃっとしてる】

四号戦車のフェンダーにはやたら工具がのっかっている。
こんなモンいるのか?と思うほどにiいろんなモノがのっかっている。
あとで思った「ああ、必要だな、だからのっかってるんだな」って。
いわば戦車が戦場で生き残るための必要な家財道具。生活臭するオプション。
T34なんて車体スッキリだけど、戦車の上には歩兵がやたらのっかている。これも戦車の生活臭。
ということで「みりほび」(ミリタリーほびりん)の完成に不可欠なのはごちゃっとした生活臭。
なんでもいいから武器をぶらさげよう。それがないとまずミリタリーっぽさがでない。
ゴーグルを首にさげるとわずらわしい。でもごちゃっとする。
タンクにドリンクホルダーを装着する。うん、ごちゃっとしてきた。
でも後ろが少し寒い。

【和のテイスト】
すぎやんが以前言ったのを思い出した。「ほびりんは和のテイスト」
何故?とか考えてもしかたない。
すぎやんが「コレつかってみる?」と渡してくれたのが「お母さんの台所」の手巻き寿司セットだった。さすがにおひつ(いやあれは桶だ!)はデカい。しかもなんか銭湯にいくみたいな雰囲気。
これ以外ならなんとかなるな〜と思って、自分で買ってみる。
出てきたのは「肉じゃがセット」と「ほうれん草セット」、なんか見事に和のテイスト。
こういう鍋でカレーつくると焦げるんだよなーって感じがいい。
で、荷台にのっけてみる。
高さが足りない。
それっぽい巻物。ティッシュをまるめてつくる。高さ確保!
なんとなくミリタリーっぽい。

【塗装は?】
単位あたり(例えば1cmとか)の起伏や色数をふやすと見る人はごちゃっと感じる。
車両はグリーン系、サンド系として服の色・・・・
やっぱりごちゃっとさせるには迷彩。
ラッカーで塗装してます。エナメルは乾燥時間でイライラするのでなし。ラッカー一発筆塗り勝負。
マスキングなんてイライラするのでしません。
そういえば何年か前ほっしーに「俺は気が短いから模型向かないよな?」って聞いた、返ってきたのは「大丈夫、模型つくるヤツはみんな短気だから」
あってるのかソレ?
でもまぁ、ほっしーも短気だったから納得してしまった。
多分あってる、模型は代償行動だから。

で、一見面倒に思える迷彩塗装、やってみると30分程度で終わる。
ダークイエロー、ダークグリーン、レッドブラウン、アップルグリーンを細い筆で塗装していく。
筆塗りが終わったら、ブラシでフィルタリング施して、表面コートして終了。



【みりほび完成】

完成としてますが、実は接着してない部分あります。
前回の写真でわかったと思いますが、ほびりんはシートに固定されてます。
ただ、シートはフレームにのっかっているだけで接着されてません。
荷物も同じです。紐でまとめたあとに、真鍮線をまっすぐ通してあります。
なんだかよくわからないのですが、このモンキー&ゴリラのキットは荷台部分にちょうどいい穴があいてるんです。ですから真鍮を通した荷物一式はそこにプスっと挿してあるだけです。
接着箇所がおおいとイベント会場への持込の際に損壊するかもしれませんが、最初から接着せずに輸送すると壊れる心配が減ります。


 

【模型は代償行動】
どこか簡略化しないと完成しなくなる。
このアオシマのモンキー&ゴリラはとてもよくできている。(もとはアオシマ製じゃないんだけどね)
簡略とこだわりの頃合がいい。
リアサスのバネのモールドを飛ばして作り直すと結構かっこよくなるんではないかな?と思いながら買ってみた。でも最初につくろうと思ったときは、ちょっと困った。
リアブレーキのロッドがよくわからんことになっている。
エンジンにプラグがない(ケーブルも)。
オイルクーラントにオイルの出入りするのチューブがない。
そんなことも自分を騙しながらつくっていくと、完成したときはすっかりわすれている。
最初につくったハ○イダーほびりんの時にはプラグとクラッチワイヤーはなんとかしたけれど、二個目、三個目とつくると「そんなもんどうでもいいや」と思えてくる。
こだわって作りたい人がつくればいい。
そのままつくっても「代償行動」は満たされる領域。

褒めておいてなんなんですが・・・
いや、それでもシートの厚みだけは・・・・・やっちゃいました。
問題があるというより、それにあわせて原型つくってしまったもので。

「やっちゃいました」って感じです。




<なんとなくソレっぽいことが重要>
武装親衛隊っぽく塗装を施されたこのセット。
でも車両のマーキング類は連邦軍。
バンダイ製のデカールなにかと重宝します。
というより、このシール貼りたさに「なにかキットつくろう!」となります。
本来マスターグレードキット用なのでしょうが、他のものに貼ることばかり考えてます。




<<補足>>
H19.5以降の生産分につきましては「祝日のほびりん」のキット「全数」で上記の仕様で作製が可能となっております。
平成18年10月31日 たけ