これはりざあ堂製キット1/10scale「椚あやの」です。




グルっと一周撮影してみました。(お約束)
これも木ノ下留美同様、フィギュア雑誌レプリカントさま向けモデル。

完成前なんですけど<下の写真>が最初に作ったもの。
眼の感じが少し違いますね。それと唇うっすらピンク(←コレが気に入らなくてつくりなおした)。

まて1/10って思ったほどは小さくないぞ。
指4本でてっぺんからヘソまで。全高だと手のひら(中指先端まで)の長さ。
多分さくらちゃん(カードキャプター)のイメージが定着しちゃってるかもしれない。
アレは12cmでこれは16cm。
大砲の口径でいうと駆逐艦と巡洋艦の差だ。

余計わかりにくいか・・・・
よし!バスト78cmと82cm。
どうだコノ4cmの差。コレならわかり易いでしょう?

でーもー、これが1/8だと20cmになる訳、やっぱり4cm違う。ナンダー駄目ぢぁん。
ま、それでも小学生と高校生を並べるのはとっても危険。(この4cmはアブない!)
だからこの高校生以上のものとさくらちゃんは展示の段を分けるようにしています。
って、話がズレまくった。


me目線も少しちがいますね ↑Old ↓New


【木ノ下留美】
最初につくった分は↓



水着が白ではなく水色っぽい”白”でした。



 

【最初の一言】

版権申請はすぎやんにやってもらってます。
その都合僕以外で最初に完成品(写真)を見るのはすぎやんです。
まー、グラデバックシートもすぎやんのだったり、毎度毎度たっぷり迷惑かけてたりします。

違う!そんな話ではなく、すぎやんの【最初の一言】
それは
「ぷに感」でした。
おー!そういう言葉があるのかー。
スレンダーだけど肉ついてるというのをどういう言葉で表現していいのか自分でもわからなかった。ぽよん、ぷるん、むっちし。なんかドレも違う。
ぷに感・・・・なんていい言葉でしょう。


そういえば、以前web検索で見つけたサイトにも、僕のコレを「ぷに感」という表現で紹介してくれてたところがありました。

「ちぃコレ憶えた。コレぷに感。」

学習しましたねー。
機会があったら使ってみよう。




作るときは立たせてつくる。だから立つ。
そんなことより問題なのは↓


留美はまだいい・・・「あやの」の版権申請写真はスゴイぞ!
誰もが言葉をのむクオリティ↓


ナンダコリャ?

ポーズ変わってしまってるし。。。どーみても小学生から中学生になりたて。
てゆっかダレ?

よく版権申請通過したものだと自分でも驚く。
この申請写真を拝んだすぎやんの最初の一言。
「どこかが、なにかがかみちゅ!」
自分でいうのもなんだが、遠まわしな表現で”ほほえましい”造形だな。
これでOKを下さった、エフアンドシーさまの器の大きさには驚かされる。(←オメーが驚きだ!)


器の大きいエフアンドシーさまに感謝しながら展示見本(限度見本)をつくっていたとき・・・・
髪の毛の下地を黄色で塗っていたその時ふと思った。
リボンじゃなくてベルつけたらコレってアレじゃねーの?(スグ上のは除く)
そういえば僕には「高○さやか」と「成瀬○なる」の見分けがつかない。
以前ソコに疑問を抱いた僕はほっしーに質問したことがあった。何せ彼のお宝は、綾波レイ・アスカ・成瀬○なる・高○さやかで固められていた。
僕の疑問にこたえてくれるにはスバラしい逸材だ!
微妙にカオが違うなんてのはナシだ、そんなものは原型つくる人の差でもっとブレるんだから。

直球勝負!
「一言で何がちがう?」

返ってきた答えは・・・・
「触角の本数」

ナントー!!!!!それはスゴい差だ。

「ちぃコレ憶えた、コレとコレ触角の本数がちがう」

スグ上の写真と一番上の写真が同じ固体であるとするならば、その差分(触角の本数)はまさにアイデンティティーとよぶにふさわしい差別化だ。

最大公約数とはそういうものだ。
カオリちゃんといえば100tハンマー。
キリコといえば赤いATスーツ。
ケンシロウといえば7つのキズ。
タモリといえばアイパッチ(?)
ごんさんといえばポツポツ。

確かにごんさんからポツポツをとってしまうと、今一番欲しいモノという問いかけに「嫁さん」とこたえるだけのぽっちゃりさんになってしまう。
つまりごんさがごんさんであるためには【 ・ 】が必要。
ごんさんの最大公約数は【 ・ 】となってしまう。
最大公約数を通り越して何か元素レベルまで分解してしまった気もするが、コレこそがアイデンティティーというもの。

フィギュアづくりを通してインディヴィデュアリティというものを再認識する今日この頃。

<<日々精進!>>

平成18年12月20日 たけ