これはりざあ堂製キット1/12scale「ミリタリー水月」です。
イベント限定品、初回は平成20年8月WFsummer。

1/12scaleの「ミリタリー茜」と同時リリース。
ほびりんから始まった「もんごり」は水月には使用せず、当時アオシマの新製品だった1/12scaleのAPE50をベース車両として作ったものです。年末の新製品対応が、「何故夏になる?」かと申しますと、普通の方々はしらないかもしれませんが、WFが終わって、一ヶ月くらいすると、次のWFで何をつくるか申請しなければなりません。簡単に言うと五ヶ月前に申告するのです。
最短でGWのWHFリリースっていうのも可能かもしれませんが、毎年大体そうなのですが、WHFの版権申請は冬WFが終わって一週間くらいが締め切りです。冬WFの新作でヒィヒィ言ってる状況で作るのは僕には無理だったりします。


【イベント会場で見ることの出来ない真後ろの写真】

この緑に塗られたAPEは初回のWFsummerにのみ展示されたものです。
アージュさまに、会場でも、申請時でも「車両欲しかったら教えてください」と毎回お話させていただいてます。
欲しいとなった場合のことを想定して、まず「あゆ」を単品リリ−ス。(様子見です)
「茜・水月」を出して再度確認をしてます。(ダメおし)

何故そんな回りくどいコトをしていたのか・・・・
1/6scaleを出した時、僕がぶったおれてしまうからです。
この時点で僕の脳内にはライト&サンダーの構想があったからです。

あゆ・茜・水月それぞれ「緑」の車両が存在するのは納める場合の保険だったのです。
結果「アージュさまは大丈夫」という判断のもとにライト&サンダーの製作に踏み切ってます。

陸軍っぽい前者にかわってこちらは飛行機をイメージしてます。
僕にしては珍しくさわやかな”白”なんて色をつかってます。

モンキー&ゴリラをミリタリー塗装するのに自分でも飽きてきてたので、茜と水月の車両は派手にしてみたのがこれです。本当はロケットカウルなんてものをつけたいなと思ったりしたのですが、展示見本の性格上そこまでは踏み切ってません。
そうです!車両のオプションパーツを作ろうという気はサラサラないのです。

ロケットカウルをプラバンヒートプレスで作ったとして、その売価は上限で500円くらいじゃないかな?と思うのです。
その根拠は?
根拠なんてありません、強いてあげれば、僕が買うとしての金額です。
だからどなたか作ってくださいません?500円くらいで(笑)
水月の値段から算出してもそれくらいが適正に思ったりします。まぁこの値段の根拠はこのように薄弱なものですが、ウチの連中に聞いても大体この位の金額を言ってきます。
モンゴリ・APEもみなドラムブレーキなのですが、これディスクにしたら幾らかな?ってみんなで話したりもします。やっぱり500円位みたいです。
ロケットカウルとディスクで1000円。ノーマルAPEが1500円(当時)、ヨシムラ仕様が1800円(当時)であることを考えると、車両以上の価値は見出せない以上、1000円ていうのは上限であり、妥当な金額で、とてもとても、僕がつくりたくなるような値段ではないというコトです。

趣味として1台作るならいいんです。5個も売れそうにないもの複製するなんて・・・・・ねぇ!


普通このアングルで撮影される方っていません。
でも、このアングルが全体の構造を一番わかりやすく説明してくれてます。

モンゴリよりAPEは大きいですが、実車を見るとやっぱりカワイイ範囲の大きさです。走ってるのを見ると普通の大きさにみえるのですが、近寄っていくとST250なんてのもカワイイ大きさです。

あゆ・茜っていうのはやっぱりかわいさが残る感じにモンゴリでいいんだろうなぁと思うのですが、水月はカラダが一回り大きいのでAPEにしてみました。
で、車両対応のフィギュア作る上で考えるのはその車両キットの永続性です。
モンゴリ以外にもタクトやらジェンマ、ベルーガ、RZ50、AR50というのが出てますが、これらは僕のモデラーとしての勘が「レッドシグナル」を示していたのです。
モンゴリは売れます。放っておいても問題ないくらい。APEは新しく金型をつくってのリリースです、アオシマが簡単にやめてしまうことは考えにくいです。他のは金型の回収をそれほど考えなくていい系譜です、よってレッドシグナル。


【ヨシムラを使用した理由】
簡単です。忘れもしません、見本製作中にノーマルのマフラーを失くしたことを・・・・
探しても探してもでてきません。

救世主その名はチンタオ!


アオシマのキットってバージョン違いの場合、平気で不要パーツが同梱されているのです。
ヨシムラ仕様にもノーマルとヨシムラマフラーが入っています。ヨシムラキットを購入すれば、ノーマルマフラーがあまり消失した緑に塗装された分のマフラーも確保できます。
悲しいはなし、マフラーを失くしたことを知った僕は、直後、マフラーを自作し始めたのでした。

ああ、なんてテのかかるコなんでしょう水月ちゃんてば。

何ヶ月かして、、、、部屋のなかから黒い棒が発見されました。
それは紛失したAPEのマフラー。

(ToT)
む〜〜〜〜ん。

遙は可哀想なコ、水月はみじめなコ。

この黒い部品を手にした僕は・・・・・一番みじめなコ(おっさん)


平成21年7月6日たけちよ記