1/35scale サイドカーのロンメル&バイエルライン
1/35scale BMW R75サイドカー(田宮製)

2012夏WFモデルです。


【もっとコンパクトに!】
2011夏に4モデルはコンパクトでした。2012冬モデルは車両がやや大きくなってます。
せっかくの1/35シリーズ、もっとコンパクトに凝縮感をだして、人の存在を強く主張する。
それがこの、サイドカーペア(ロンメル&バイエルライン)です。

【ぐるっと一周】
可愛く、馬鹿っぽく、そしてコンパクトに。

コンパクトにまとめるにはサイドカーをつかえばおおむねOKです。
凝縮感も予備タイヤやら荷物のパーツがサイドカーに付属してるので、それを使えばOK。
可愛く、馬鹿っぽく、誰と誰を乗せるか?(二人のりですから)
運転席とサイド席は上下関係にある者が望ましい。サイド席には将校帽、運転席は略帽、もしくはヘルメット着用。服に差異をお求めるよりわかりやすく頭部で差異を表現する。
そしてサイド席には髪型の制限がある。実はロングは使えない。ショートかおさげか、三つ編みか、そんなとこ。
で、運手席側は対比として、ロング、ツインテールが望ましい。
まず、車両をグレーにするかイエローにするか、それで服装はだいたいきまってくる。
本来はオートバイ兵はオートバイコート着用ですが、あれはコート端を巻きこんできるのでカッコわるい。
ここらへんを書くととても長くなってしまうので割愛します。
可愛く、馬鹿っぽくの観点から「ひざがでる服」を選択。で、車両の配色も決定される。上下関係にあるロンメル・バイエルラインとなったのです。

小物でさらに馬鹿っぽく。
ロンメルといえば「カメラ自慢」
ただ、ここでレンジファインダーのカメラを作ってしまうと、小さいし表現力が不足します。
二眼を選択。この重たそうなカメラを首からさげる。どことなく昭和の日本人旅行者っぽく。本人は自慢なのかもしれないが、見る側は、馬鹿っぽさや、かわいさ、ユーモラス、ときとしてノスタルジーな感じ。
りざあ堂のロンメルはスイカ所有。
これをひとつの定義とするとやっぱり馬鹿っぽい。サイド席に重なった予備タイヤのうえにさらにスイカ積載。
凝縮感もちょっと上昇。
バイエルラインはどうするか?
とりあえずアイスでも食べさせておけばよかろー。夏の子供にはアイスが似合う。

と、一通りのコンセプトが決まってからつくりはじめるのです。


【鵠沼海岸で撮影】
天気悪かったです。
ロンメルの肩に水滴ついてるのがわかります。
ストーリーのある一枚。

弟子うしゃこ曰く「ストーリーのある一枚」
ほんの数センチの前後差で配置してますがAPSだとこのフレームワークで撮影すると、ピント結構浅くなります。
奥にアイス売りの軽トラ、前に走り去るバイクをおいて撮影。



【沖縄ロケ】
もし、このサイドカーのロンメルバイエル組み立てたかた。オールドカメラとならべて撮影するといいかもしれません。
ちょっと贅沢にガラスケースに一緒にいれとくインテリア。金額より手間隙かかってるからとても高価です。


【突風でひっくりかえる】
沖縄ロケで突風でサイドカー横転。
どう転んだのか、とにかくとっちらかる。ロンメルなげだされる。

突風でころがったり、波打ち際で水につかってしまったりと、「君たちウケ狙いしてくれなくていいから」と言いたくなった程。馬鹿っぽくつくりましたが、芸人じゃないんだからウケ狙いはいらんとです。

【35でブース代は出るか?】

答えはイエスでした。
ブース代のあと、ちょっとお金残った。
で、カメラ新しくしました(安いのですが)。
さらに沖縄ロケいってみました。

お買い上げいただいたひとつひとつの積み重ねって大きいですよ。
一個千円、されど千円。

地味に何百円か残ると「あれ?」ってな感じになります。

【どう返そうか?】
新モデル値段さげてしまうって方法もあるんです。
ただ、それやると、本来返すべき方々には返らないような気がした。
撮影して、カレンダーやストラップ、ポケットティッシュにしてそれを粗品として差し上げる。
多分こんなんでいいかなーって感じでやってみました。
あと、沖縄は五月にいったので、日持ちするちんすこうを大量に買ってきて、夏のWFでくばったー(笑)
これらでお金なくなっちゃってもいいのです。
めぐりめぐっていつか帰ってきてくれるだろってことで。
それに3万円のですがカメラが残りましたもん。
作る労力に見合うか?といわれれば微妙です。多分アウトです。
でも楽しみの部分があるのです。だからそこはあまり考えてません。

【いるるリスペクト】
2000円のアイテムを5種おいたらEOSが買えた。
とてもわかり易いものがありました。
ひとつの見本に手がはいってない、あばうとに筆で塗装してたりするのです。
ご本人も塗装については開きなおり。
でも、それもありかな?って思ったのです。

いるるリスペクトって、その発想や勝負のしかたを称えてのことばです。
造形とか塗装ではないのです。
でも、かわいくつくってはいらっしゃいます。
その可愛さのなかには「適当な塗装」もはいってるのです。


平成27年4月28日たけちよ記