多分1/35scale サイドカーのハウサーちゃん(040)
(イダボーーーーーーーーンコンセプトモデル)
2013夏モデル

1/35 B.M.W R75 サイドカー タミヤ製

【完成直後の撮影】
初のイダボンコンセプトモデル。
で、どこがコンセプトかというと、
熊のぬいぐるみ

そうきたか・・・・と言いたくなるw

二次的に足された条件が金髪ロング

鷲のぬいぐるみでヘルマン・ゲーリングを力説してたが却下。
その時点では空軍は対象外。しかもアレだゲーリングは元帥じゃねーか!いきなり階級高すぎるだろ。

「ぬいぐるみ分値段増していいんじゃない」byいだぼん
ってな意見もあったけど、この時点でまだ「砂漠のスイカ売りロンメルちゃん」が現役だったので値段そのまま変わらずでリリース。

【ぐるっと写真】
「黒い服がいい」というイダボンに対し僕が出した答えは一般SS(総統警護隊兼儀仗兵)

「ドイツ軍=黒い服」という刷り込みがミリタリーにあまり詳しくない方に見受けられる。(たぶんいだぼんも)
(いや、そんなけっしてイルル先生が四号戦車に一般SSを乗せたことをいってるんじゃないよ、それに彼はてっちゃんだから免責だよ)


ドイツ軍の戦車兵は確かに黒い服を着てますが、それは親衛隊の黒い服とは違います。
戦車兵のはダブルのフォルムで、親衛隊のはシングルです。
デザイン的には空軍やアフリカ軍団の服に近いです。


【ちょうどいい金髪青眼】
いだぼんは知らなかっただろうけど、親衛隊(武装親衛隊ではなく)の初期の入隊基準は金髪・青眼・長身というのがあった。
デサントでデザインを決めてしまったハウサーちゃんはちょうど適合。

僕もこのSSサイドカープランは考えていたんです。
黒い服だから髪の色は黄色かピンクが映える。(ハウサーかディートリヒ)
先にも書いたように「親衛隊」は金髪・青眼・長身のヴィジュアルエリートが選ばれ、その結果、粒ぞろいのバカ集団が出来上がってしまった。
ハウサーちゃんの元になったパウル・ハウサーは士官学校・陸軍大学を卒業してるエリート軍人。
ディートリッヒちゃんの元になったのはヨーゼフ・ディートリッヒ、小学校卒業、下士官どまりで退役、苦労人で身長158cm。
ヴィジュアルでも中身でもエリートはハウサー。だけど部下に好かれるディートリッヒ。
「そもそも入隊基準180cm以上のLAHの隊長を何故基準に満たないひとが務めてんだろう。」と思うと、がんばり屋であり、要領と運の良さもあったんだろうって類推してしまう。

「友達少ないのはどっちだ?」

なんかハウサーのような気がする。
何故「友人の数」に及ぶか?
いだぼんから提案のあった「ぬいぐるみをサイド席」にのせる。この条件には
「寂しいコ」のほうが似合う。

軍人としての経歴・能力は武装親衛隊の中で一番。ただ、好かれるかというと難しい。
武装親衛隊の元になった親衛隊はヴィジュアルバカ集団。
親衛隊長官は軍務経験なし、ディートリッヒは先のごとく、軍歴も知識も上回ってしまった存在は組織の中でちょっと浮く。
よし!ハウサーでいこう。
ぬいぐるみがお友達。

よく考えたらイダボンは「ハウサー乗せて」とはいってない。
ハウサーかディートリッヒにするかは僕の脳内だけの出来事。(そもそもディートリッヒではいだぼんの希望に合致しない)


Yのっちがポニーテール大好きなのといっしょで、いだぼんはロングが大好きなだけだったのかもしれない。
そもそもコンセプトモデルなんていっても、二号戦車のグーデリアンにけっこうひっぱられてる。
すぎやんが二号ネーリングで最初に出した希望はジャーマングレーの二号戦車に金髪・黒服だった。それってもうグーデリアンとほぼ同じじゃんってことで変更してもらった。
成果から導きだす合成。二号グーデリアンから導いた金髪黒服。四号バイエルラインから導いたロング、いだぼんの思考はそのあたりだったのだろう。

知識が足りない分は僕が補完する。
補完し、現実に沿ったカタチで将と車両・配色の適合を図る。
それがコンセプトモデル。


今思うとYのっちのアルニムはチャレンジャーだった。
あの当時の僕の思考は「被り物は身分を表すアイデンティティで不可欠」
ポニーテール欲しさに帽子なしとはかなり思い切ったと思う。
サイドカーでもDKWのキットでもKWでも二号戦車でもあまり値段がかわらないなかよくDKWを選んだとも思う。
イダボンとすぎやんは成功トレース方式なのに対し、Yのっちは未知の世界への進出だった。

たぬきさんはYのっちに近い。
ハ号車では被り物なし、ゴーグルを選択。笑ってるいつもの表情ではなく、歯をくいしばる勇ましさを希望。
一号対戦車自走砲なんて高額キットを選択し、ベレー帽という「可愛いんだけど、危ないんじゃない?」な領域に踏み込んでしまうのであった。

【結果よければすべてよし】
初のイダボンコンセプトモデルは勝利を収めた。
ああ、今思い出したけど、車両供出なしで、あのやろうに飯おごっちまったじゃんか!
まぁ勝ったからヨシとしよう。
売れないコンセプトモデルだと、コンセプト主の名に傷がつくの以上に

おれのさいふを直撃してくれるのです。


ただ、その後、何度聞いてもイダボンコンセプトモデルは出てこない。
勝ち逃げ・食い逃げしやがったな。


勝ち逃げ・食い逃げとはいわんが、すぎやんは勝ちっぱなし。悪くてもドロー。

ただ、Yのっちがドローにできるようになってきてるから、そろそろ反撃にでてくるんじゃないかって感じ。

まぁ、作って売るだけになっちゃわない工夫です。
みんなで楽しむ。

作るのは僕ですが、りざあ堂の1/35シリーズは僕だけのものではないです。

平成29年2月8日たけちよ記