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多分1/35scale 328バイエルラインちゃん(043)
(328とは300mmf2.8の高級レンズを指す俗称です。一般的に外側が白いレンズです、レンズ端に赤線はいってたりします)
2014冬モデル
1/35 sdkfz171 パンサーG後期型スチールホイール仕様 暗視装置付 タミヤ製
【完成直後の撮影】
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いいっちばん面倒くさいことを要求するのがYのっち。
実はすぎやんは、車両を決めた後は、髪型・色の指定で済む。
「乗るようにしか乗らない」「自分で作るわけじゃないのだから製作者の意思にまかせる」ととてもわりきっている。
実際コンセプトモデルとはそういうものなのですが、どーもYのっちは「監修」したがっていけない。
「ひかるっちはオレのいうとーり作れば売れる」と豪語していたのだが、その真実は定かではない。
まーとにかく細かいとこまで指摘するのでYのっちコンセプトモデルは、細かくはできてる。ほぼ本人の希望どうりのはず。
が、それで売れるかどうかは別。
【アルニムの敗北から学ぶ】
一番売れてる二号戦車のグーデリアンから学ぶ。
まず、配色。黒い戦車兵服を着用し、コントラストを保持する髪の色を選ぶ。
黒に対しては黄色とピンクが望ましい。
アイデンティティである被り物をかぶせる。(アルニムはそこがよくなかった)
ポニーテールとパンサー大好きちうねんは「パンサー」のみを確保。ぽにーはあきらめる。
セット品より単品が出やすい。パンサーは砲塔にハッチがないから最適な車両。
そして「パンサーこそ戦車」「パンサーこそ戦車のなかの戦車」「キングオブ戦車」「三号なんてのは中戦車ではない、パンサーが中戦車」とほめごろし形容詞オンパレード。「パンサーのなかでも最高のG」と締めくくる。
そんなパンサーGは負けることなどないというのが本人の意思。
確かにパンサーが完成してたらいい戦車だと認めよう。傾けるとエンジンが火を噴いてしまうとか、そこを改修して自動消火装置つけたらエンジン停止してしまうとか。生ガス垂れ流してマフラーの先からぼふぼふ火がでて夜間走行するとバレバレとか、なんかもう少し時間かけたらいい戦車だったと思うなんてことは、ここではいってはいけない。
そこは模型にはあまり関係ないはなしだからね。
むしろ、この車体の大きさが問題のような気がする。
【左目の色が薄い!】
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ほーら写真で文句がついたwwwww
とにかく文句の多い人だ。
完成直後に手持ちで人形のみを撮影した状態で左右の目の色は違わない。
ではなぜ、車体に乗せて撮ると左目があかるくなるか?
そっちからレフで光をいれてるからです。
右目側は車体が大きすぎてレフを下げるしかないのです。そうしないと車体にレフを乗っけて撮影することになってしまうし、そもそも白レンズが邪魔で光が入らず顔に影が落ちてしまうのです。
左目側のレフを遠ざけると、光量不足で顔がアンダーになってしまいます。顔に色を合わせると車体は真っ白になってしまいますし、絞りあけて撮影したらこんな近距離では車体が何かわからなくなってしまいます。もし絞りではなく感度をあげて撮影したら、今度はアンダーだった顔の部分にノイズがのります。
はっきり言ってしまえば車両選びのミス。
【本当に車両選びミスか?】
必ずしもそうとはいえない。
原型を作る時点からとんでもなく面倒になる「白レンズ」を装着したのが一番の問題です。
「白レンズ」をつけるとGのこのキット以外通常では考えにくい専用に近い存在になってしまいます。
白レンズをつけなかったら通常のGでもちう戦車(A型)でもいけるのです。
本人もここは結構悩んでました。
「スチールホイールで暗視装置付、パンサーで一番高いキット」だったってとこか決めてだったと思います。
スチールも暗視装置も使ってほしい。そう希望しても問題ありません。
そこは、僕が決めることではないです。
ただ、先に「もし暗視装置つけたら、ほぼ専用になってこの同じキットを持ってる人だけが対象になる、パンサー全般を対象にする道を選ぶかはよく考えてください」と事前に忠告してあります。
ただ、それとてどっちが正しいかわからないのです。タミヤの暗視装置付のキットには暗視装置つけて乗るコマンダーは同梱されてません。かたや暗視装置なしのコマンダーは存在します。
【よみがえる二号グーデリアン】
ジャーマングレーの車体(いかにもドイツ)
黒い戦車兵服(いかにもドイツ)
それだけで売れたのか?
黄色いツインテールも大きな要素だと思う。
でも、僕は作るときに、もうひとつ違う見方をしていました。
キット同梱のフィギュアは5体(歩兵含め)ともすべてアフリカ軍団使用であった。
つまり安い二号F/Gをジャーマングレーで塗装したとき、車体に貼る水シールは用意されてるものの、人形はダークイエロー車体のアフリカ戦線にするしかなくなってしまう。
ジャーマングレーで車体を塗装したとき用のフィギュアは不在。
【暗視装置つけてもいい】
暗視装置つけた状態で乗るコマンダーのフィギュアはない。ならば作る意味はある。
二号グーデリアンと同じ考え方です。
だから、どちらが正解とは言えないのです。
【完全に専用に近くなった】
暗視装置をつけるだけで、コマンダーハッチの穴の1/3はふさがります。それだけでなく、上体をそらさないと暗視装置にぶつかってどうやってもならない。
暗視装置をつける場合でも乗るという条件で作ってたバイエルライン。
作り始めはハッチ手すりに右手ものっていたのです。
ここで修正要請がはいった。
「レンズのツマミに指のせて」と
まーた面倒くさいことを・・・・
これでほかのパンサーにのらなくなってしまった。このパンサーのキッには余るほど暗視装置の部品がはいってて三個くらい組めた気がする。酔狂な方がその暗視装置パーツをタイガーTとかに乗せた場合はこのバイルラインつかえるんじゃないかな?
つまり、本人が見失ってしまった「キングオブ戦車:パンサー」、それがここで打ち捨てられた。
パンサーではなく、暗視装置のキット用のフィギュアになってしまったのです。(本人きづいてませんね)
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その当時の連隊長(新作全部という方々)以外も買っていかれたという点において完全に失敗という作品ではないと思う。
同じ2014冬モデルのなかでデキが他のものに比べて劣る点はない。
ただ、車両でヒいてしまった方々も多いのはたしかだと思う。
見本は「フィギュアの衣類も戦車も単色が望ましい」という前提があるのです。
ただ、それも絶対ではなかったw
2014冬モデル上位
一位:三号(すぎやん)
二位:ヘッツァー
三位:三号突撃砲B
すぎやんとYのっちの予想でビリだったヘッツァーがまさかの二位。車体迷彩だし、服はフィールドグレーだし。
タイガー(四位)は5体セットで高いから出ないのは事前にわかっていても、ヘッツァーが上にいくとは、それは予想難しかったみたい。
そして、キングオブ戦車パンサーは「三号なんて中戦車じゃねぇ」と形容された三号戦車にトリプルスコアでの敗北を喫した。
(正直そこまで三号でるとはだーれも予想してなかった、予想はしてなかったけど作って持って行ってあったのねw)
【装甲教導師団】
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1943年12月編成開始、”教導”を冠していた各部隊(連隊および大隊)に第一戦車学校(ベルゲン)、第二戦車学校(クランプニッツ)を基幹として編成。
1944年1月設立、初代師団長フリッツ・バイエルライン。
配備戦車数には諸説あるが、44年当時では200両を超える配備は極めて珍しく、二個の装甲擲弾兵連隊も600両以上の車両ですべて機械化されていた国防軍期待のエリート師団。パンサーもノルマンディー上陸作戦当時60−80両保有。
海岸線から内部に侵攻してくる連合軍に対し、分割運用され消耗していく、一か月後には半分以下の戦力。のこった戦力も7月後半に開始されたコブラ作戦でほぼ壊滅。戦闘団(カンプグルッペ)規模となって頑張ったのに残念な結果になってしまった師団。(つまり師団という単位ですら集中運用できないほどに、西方に全部隊が配備できてなかったのが現実)
なんだ、これ。
書いててだぶった。なんか期待こめて作ったわりにとか、頑張ったのにとか、最後残念無双とかw
いや、がんばったのはYのっちじゃねー。おれだオレ。
なんつーメにあわされるんだか。
【劇場版バイエルライン】
過去バイエルラインは最多登場。一作目四号。二作目サイドカー。三作目キューベルワーゲン、四作目sdkfz222(四輪装甲車)、これが五作目のバイエルライン。「過去一番デキがいいバイエルラインで、劇場版バイエルライン」とすぎやんが表現した。
おいおい、なんだそれTV版のファーストシーズンとかバイエルラインにはないぞw
よくわからない例えはともかく、装甲教導師団やパンサーに似つかわしい結果になってしまった。
そんなもんですかねーw
三色迷彩の指定まであったんですよー(光と影じゃイヤって)。手間の割に残念。
Yのっちには今後に期待だな。
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平成29年2月12日たけちよ記 |
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