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多分1/35scale 三号Bのマンシュタインちゃん(47)・ブランデンベルガーちゃん(48)
2014冬モデル
1/35scale sdkfz142 三号突撃砲B型 タミヤ製
【完成直後の撮影】
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左上マンシュタイン、右上ブランデンベルガー
【不遇のマンシュタイン】
西方電撃戦は、マンシュタインの脚本をグーデリアンが演じた。
本来は第一次大戦で使用されたシュリーフェンプラン(半時計回りに低地諸国を制圧しつつフランスへの侵攻をはかる)に沿ったかたちで進められるはずであった、この為、北方に配置されるB軍集団(北からBAC)を主力とし、オランダ経由、ベルギーのブリュッセル経由でフランス侵攻を図るものであった。
これに対してマンシュタインが提案した作戦プランは、B軍集団ではなく、A軍集団に主力を置くものであった。
西方電撃戦に陸上兵力94個師団+αを投入。うち装甲師団は10個、他は歩兵師団で、3個師団のみ自動車化されていた。
ドイツ軍というと空軍のピンポイント爆撃と戦車による突破の「電撃戦」というイメージが強いが、のちに西方電撃線とよばれるゲルプおよびロートは80個師団以上が徒歩行軍の部隊だったのである。
陸軍作戦本部の立案したプランに納得がいっていないのはマンシュタインのみではなく、第一次大戦の失敗作戦の焼き直しに総統も納得がいかず、理由をつけ何度も作戦延期を行った次第である。
最終的にはマンシュタインのプランが採用され、装甲部隊がベルギーのアルデンヌの森をぬけ、突破兵力はそのまま時計まわりにフランス北部海岸線を目指すプランとなった。
ただし、度重なる意見具申の結果、マンシュタインは西方電撃戦の主役となる装甲軍団の指揮はもらえず、作戦にも参加させてもらえなくなってしまった。
不遇。
【バルバロッサ作戦】
マンシュタインは北方軍集団指揮下の第四装甲軍の軍団指揮官として微妙な返り咲きだった。
第四装甲軍の指揮下の第56自動車化軍団の指揮官で、配下には装甲師団1、自動車化歩兵師団1、歩兵師団1
【マンシュタイン&ブランデンベルガー】
この組み合わせはバルバロッサ開戦当時の第56自動車化軍団指揮官:マンシュタインとその指揮下にある唯一の装甲師団第八装甲師団の指揮官:ブランデンベルガーです。
ブランデンベルガーは第一次大戦で砲兵少尉、陸軍での最終階級は砲兵大将。なぜバルバロッサで装甲師団を指揮したのかちょっと悩む。指揮は優秀だったらしい。ただ、なぜ砲兵大将?この階級と別の形容詞みたいな「装甲兵」「歩兵」「砲兵」とかいったものは硬直してたドイツ軍らしさといえばらしさ。
ま、突撃砲をベースにするのにはこの上ないありがたい方です。
この当時の突撃砲は独立運用されていて、軍団や軍直轄の独立部隊が多く、適宜どこかの師団に一時的指揮下にはいる存在が多かった。
【三突Bのマンシュタイン&ブランデンベルガー】
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すぎやんが扱い兼ねた三号突撃砲B。
提案は「戦闘室上部の2つのハッチからそれぞれ半身を出している二体」、硬直した思考でしか提案されないものに僕はNoを出し続けた。陸軍作戦本部や陸軍総司令部のシュリーフェンプラン焼き直しとどこか似ている発想。
「それぞれのハッチを使い二人の距離を埋めろ」というのがどうも難しかったらしい。
ex91ですぎやんに三号M/Nを譲った原因はここにあった。
見てしまうと「あ、なるほど」なのです。それほど難しいことではないとアトならいえるのです。
ただ、このサイズだと「なかよし」を表現する「距離」というのが原型つくるうえで結構難しい。
ハッチに足をかけて座る。この為には足とおしりの距離と、足、おしり、右手の高さのすりあわせが十分でないとまともに座れなくなります。これをクリアしたあとにくるのが「距離感」です。
「なかよし」を演出するために二体の距離をつめなければなりません。将校帽は上が広がってるのでとなりとの干渉が発生しやすく、自由度が減るのです。離せば「なかよし度」さがるし、詰めれば干渉してしまう。前後位置も重要で奥にくるブランデンベルガーの顔が見えなくならないように配置しないといけないのです。首の向きもあまり自由度がありません。そんな意味では手前側にくるのは首の位置が完全固定になってしまうロングがちょうどいいのです。
【微妙に異なるグレー】
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車体のグレー、服のフィールドグレー、シャツのグレー、マンシュタインとブランデンベルガーの髪の毛のそれぞれのグレー、これらはすべて異なる色です。
グレーを使い分けつつ、全体をグレーのイメージで統一する。
この完成形をみたすぎやんとYのっちは「14wのなかでコレが一番だ」と言ったほどでした。
多分、「カードキャプターさくら」のさくらちゃんとともよちゃんを戦車にのせるとしたら、こんな感じに仕上げるんだろうなって感じだったんでしょう。
ハイコントラストでシロウト目にわかりやすいドイツ軍の三号ホト隊の対極に位置します。
結果は三位でした。三号、ヘッツァーに続いての三番目。三号に勝つか負けるかは正直わからない部分があるのです。趣向が違うので。
ただ、ヘッツァーに負けてしまうのは誰もが予想外でした。ヘッツァーのマントイフェルが1つ多くでた(三号はさらにひとつ多かった)。そんなトップクラスの中では誤差ともいえる個数でしたが、三位は三位。
このあたりが、三号を使って勝利したすぎやんが、イベント直後の帰り道で「勝った気しねー」と言った原因のひとつだったのでしょう。
ただ、最善を尽くした結果なので、誤差でも勝利は勝利なのです。(すぎやんの)
【オールドレンズでポートレート風に】
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オールドレンズの50mmf1.7をf2.0で使用。
マイクロフォーサーズで使うとズガンと背景がボケます。
アマゾンで3000円くらいで入手できる海外製のオールドレンズをデジカメで使う為のマウントアダプターをかませて使ってます。
ただ、こういう撮影ができるのは、1体もしくは、2体の中でも被写界深度が浅いものに限られます。(レンズからみた頭部の距離が同じくらいのもの)
【バラ園ロケ】
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ここまで拡大するとアラが目立ってきてしまうw
でも、たまにはいいでしょう。
外の光はとても強いので、車体に施した陰影なんてものはすっとんでしまいます。
ブラシ塗装の塗装膜はとても薄いのと、フィルタリングはエナメルでやってるのでやっぱり塗装膜は薄いです。
その点フィギュアはラッカー塗料を筆塗りしてるので塗装膜は厚いので色がちゃんと発色します。
【車体を多めに】 |
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車体を多めに、スパイダーフォルムを再現するために広角にして寄って撮影してます。(ちょっとしぼって)
バラ園ロケだと動物写真に近いものあるのです。風景撮影ではないのです。
被写体とカメラとレフを用意し、人が背景から消えるのをひたすら待つのです。
「いまだ」と思った瞬間にシャッター切ったら人はいってたなんてこともたまにあります。
ですので、戦闘ヘリパイロットのように右目と左目が違うものを見ることを要求されます(そこまでじゃなかろーw)
それと多くの方々がこられ、薔薇を眺めたり撮影したりされるので、そこで停止される方もいらっしゃいます。
ひたすら根気です。じっと待つ。動かない被写体に動かない風景。でも、動物写真のように動きをとらえじっと待つ。
【さわやか系】
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顔の向きが違うので顔の色を均一になるように光をいれるのが結構難しいです。
そんな意味ではバラ園での撮影が一番よく撮れてるような気がします。
完成直後の冬の撮影ではそこらへんがうまくいってません。
夏へ向かう季節の光は、撮影にはちょうどいいです。
沖縄ロケも五月のはじめに撮影してます。たぶんその時期が一番よく撮れるのではないかと思います。
冬WFのキットは2、3か月後の撮影が楽しみですね。
直後の撮影はどことなく寂しい雰囲気がでちゃってますから。
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メスのクワガタにたいなこのぺったんこ甲虫フォルムの三号突撃砲をすぎやんは結構使いたがってました。
ただ、結果からみれば車両入れ替えて正解だったと思います。
誰が勝利しようともトータルでみたときの戦果が大きいほうがいいのですから。
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平成29年2月12日たけちよ記 |
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