1/35scale マクレインちゃん(098)、ヒッキーちゃん(099) りざあ堂製

2016年冬モデル


1/35scale M5スチュアート タミヤ製



ロケ地:ばらの園と近所の公園(川崎市)



【寂しく近所の公園で撮影するウィンターモデル】
寒空のもと、近所の公園で撮影しても、モノの質に差異はない。
差異はなくとも写真映えはしなかったりする。
だが、不思議とM5ペア(マクレイン&ヒッキー)に関しては、寒い青とマッチしている。
多分、いくつかの条件があるのだろう。

一番大きいのはマクレインの髪の毛の色、青の反対色の黄色。そして今までの髪の毛とちがって、全体構成の割合が高い。
マクレインのポニーはあたまの大きいこのシリーズにおいて、その座高に等しい高さがある。
それと伸びたモミアゲ、肘のあたりまであるので、膨張色の明るい黄色をさらに広範囲にいきわたらせている。



できたてマクレインとヒッキー
このマクレインちゃん、僕の分は不良品でつくってます。
硬化不良はなかったのですが、途中透明になってしまってたのです。風船ではなく透明。
ただ、サフを吹いて。白を吹けば問題なく使えるので自分のに使っちゃいました。そういう不良品は検品で落としてます。ただ、こんなのは何千体のなかではじめてみたってものです。(しかも顔の途中で透明w)

【とりあえずのっけてみた】

あとがつまってるので、硬化後、どっかにしまう。

あきの収納ケースがみあたらなかったので、棚にむき出し一時保管。
後続モデルまち。



【英雄です!】
冬モデルはだいたい寒空で撮影。そんな写真だけを見て「買おう」と思ってりざあ堂ブースを訪れた方々、一言で「英雄」です。

ましてやコレ、、、いままでのペア構成品って2000円だったんです。(M151だけペア1500円)
これはその範囲からでてしまったペア2500円。
そ、割高なんです。このばっさばさに長い髪の毛が原因です。

まー、それでも買ってくれる人っているんじゃないかな?って別の意味の勝負アイテムだったのです。(通るか通らんか?)


【結果勝利】
売れないことはないと思う。だけど、その日の一番になるとは思ってもみなかった。
最初に1/35を出した2011夏のWF(震災で版権申請がなくなった回)、その一日を終えた後のこと、「僕はコレだけで、ブース代でるんじゃね?」といったのです。りざあ堂の仲間たちは、みんなして「それはねーだろ、たかが1000円のもので」

そかなぁ、でるんじゃねーかなー?
2012冬のWF、ブース代でました。それどころじゃなかったですw

1/35のなかでも、いくつかそんな挑戦がくりかえされています。最初に3体のせたもの、それは価格の抵抗はあったはずです。
M10にのせよう、5体。それはやっぱりまわりはムリだろうと思ったでしょう、でも実際は突破していくのです。

【危険はそこではない】
アルニムの時、「帽子は軍のアイデンティティだからないとダメだよ。」って僕はYのっちのポニーに抵抗を示しました。
結果は残念なものだったのです。

それ以降、「帽子なしはやっぱアブナイ」ってなりました。

でも、自分で言っててなんですが「本当に帽子なしはダメなのか?」

帽子がないことでマイナスはつく、しかしそのマイナスを埋めてあまりあるプラス要素があればいけるんじゃないか?
そういうのは、「こうすればいいんじゃないか?」というのを盛り込んで、出してみるしか結果はわからないのです。
常になんかを試していく。

このM5は「値段」。つけくわえるなら世間いっぱんでカッコイイという部類に入らない車両、そしてかぶりものなし。
あろうことか膝の上にPC

アブナイ要素が多い。多いけどそれがダメかどうか判断するのはまず僕、次はお客さん。



【はんばがーぷりーず】
公園で撮影するより、いい場所があるのです。
場所というより、背景。小物を背景につかって画面制圧。1/35ならではの世界。
ハンバーガーとアイスコーヒー200円で背景が埋まるのです。



【McLain&Hickey in the RoseGarden】
寒い時期の青い波長の光でも黄色ははえましたが、季節が貼るを過ぎ夏に向かう頃。
黄色はぶっとんできます。
淡い緑の芝、ピンクや赤い薔薇を背景に黄色がとんできます。


過去ふりかえっても、グーデリアン、ハウサーとそれなりに出てます。ちなみにシャル&ゼナも黄色です。


最近(とはいっても去年)、アンケートを執り行ったのです。(ご協力ありがとうございました)
グーデリアンと田中モジャ子を除くコたち全部が対象でした。

僕の勝手な予想では、ハウサーだろうなぁと思ってました。
フタをあけたら全部ばらけてる。100人とか投票してくれたらまた変わったのかもしれませんが。
票がはいったコたちはみなにたりよったりの数。
なんだ、どれでもいっしょだな・・・・とおもいきや。
投票者ほぼ全員が選んだのがマクレインちゃん。


黄色つぇー!
まったくの予想外でした。
そもそも米軍の将軍はM10以降のコたちは使い捨て前提でした。


【Tier4 M5すちゅわーと】
そーそー、はなしはちょとソレますけど、ワールド・オブ・タンクスやってて、M5で「マスター」がもらえてないんです。
ちなみにYのっちはもらえてる。なんてことでしょ!
「M」の数は僕のほうが3倍くらいあるのにM5で「M」がもらえてない。
貰えないままM24ちゃふぃに乗り換えてしまった。(やってられっか!こんな戦車)

イギリス軍のM3すちゅわーとは乗り心地よかった。
きゅんきゅん走ってパンパン撃てる。2ポンド砲なら2TierうえのKV1の装甲も貫通できる。
だけど、純正M5はどうにもならない。(やってられっか!こんな戦車)

KVとかではなく、四号や、しゃーまん、T34相手にもどうにもならない。
つまり、見て、かくれてろ。逃げ回って敵を発見する。それだけの役目に特化するしかない。

どーも、他人任せな戦いかた。(やってられっか!こんな戦車)


さて、ちょっとわるたんから戻しましょう。
以前、74式田中を新作でリリースしたとき、連隊長のおひとりが買えなかった。
しかも現職自衛官の方が「74だけ」買えなかった。
そんなことがありました。

そして、このM5ペア。
危険な要素がいっぱい。
結果は勝てたのです。ただし、
オーバーキル発生。

連隊長のおひとりで、モモクランのマスター(WoT)が、コレを買えなかった。


「今回の新作で一番欲しかったのコレ!」といいながら他の新作をすべてお求めになっていかれました。(なんか申し訳ない)



ときどきこういうコトがおきるのです。不思議です。

モモクラン卿から、次に「お褒めのことばをいただける」のはM4しゃーまんまで待たねばなりませんw
頭部のデキはとても重要なようです。(そらそうだね)

しゃーまんとこのマクレインはちょっと製法がちがいます。ほんのちょっとだけですが、それが前髪のインテークを可能にしてます。
毎回はできないし、いくつか条件が必要なんですw
マクレインちゃんは過去のものに比べ毛が多いです。とはいえ、アホ毛(前髪のまんなかからびよんと出てる毛)はパーツではありません。
それは0.4mmの真鍮線です。
真鍮線くっつけてる写真あります。(ついでにこの僕の分、見本の不良パーツわかりますw)
今だから言いますが、作る前は「M5なんかヤだなぁ」と思ってたんですよw
ショボイじゃないですか?
それと、箱絵のおっさん。空に向かって機関銃撃ってる。
「ナニこれ?市街戦なの?」「市街戦で体全部そとに出して機関銃うつの?戦車兵が?」
勇ましいんだけど、バカすぎる。(むかしそう思ったね)

理解に苦しむ空撃つ戦車兵。きっとうっぷん晴らしだなw

で、持ってはいても、いつか作るかもしれない部類のキットだったんです。(僕にとっては)

今回これつくって、おじさんが空を撃つなぞが解けたきがする。
人形のせにくいw

暗視装置つきのパンサーもだけど、人形乗せにくい車両というのは存在するのです。

【ヒッキーは台座付】
黄色い髪のコを際立たせるために存在する、青い髪のショート。
少しアメリカ軍らしさを出すために「邦衛帽」をかぶらせてます。

そんな引き立て役ヒッキーちゃんは、足に台座がついてます。
これはM5のハッチから体出すための台座で、高さ調整がなされています。
靴までだと、下がすかっとあいてしまうのです。


「脇役はいらない」
それは子供の感覚です。主役が主役たりえるのは脇役がいるからです。
そう思うとこのM5はちょうどいいキットだったと思うのです。
脇役を理解できない人は、M5という車両をそうそう買わない。
アメリカ軍ならしゃーまん買ってしまいます。
M5とくらべたら、「よく解かんないケドM10とかM36でいいや」ってなるでしょう。

値段で買うにしてもM41ウォーカーブルドッグとそれほどかわりません。(昔は特に)
世界の構築には「主役にはなれないモノ」ってのも、必要なんです。

平成30年2月8日たけちよ記