1/35scale 一号戦車のロンメルちゃん(111)、一号戦車のバイエルラインちゃん(112)
2016年夏モデル

1/35scale 一号戦車B型 ズベズタ製

ロケ地:豊崎海浜公園(沖縄県豊見城市)、サンセットビーチ(沖縄県北谷町)、アラハビーチ(沖縄県北谷町)、宜野湾トロピカルビーチ(沖縄県宜野湾市)



「金掛け過ぎたよ!撮影にw」
一番うえの写真は2018の夏WF前に撮影した写真です。(一番最後の撮影)
2016年の夏モデルです、撮影はその前になりますが、天気が通しでイマイチ。雨も降ったし。
サンセットビーチ、アラハビーチ、トロピカルビーチで撮影した写真はなんとなく冴えない。
冬季迷彩モデルは雪さえあれば晴れでも曇りでもなんとか撮れる。降雪、雨、吹雪は困ってしまうけど、なんか降ってきたり、とんでもなく強風でなければ、なんとかなる。実際なってきた。

がトロピカルモデルはそうもいかない。
どんより天気は困る。五月始め頃の沖縄は梅雨にはいってたりして天気はよくない。
「GWに沖縄はやめたほうがいい」なんて言ってしまうと、地域の旅行産業(裾野まで含む)は困ってしまう。

が、地域住民は知ってます。
くるなら6月半ば以降がいいって。

それでも、8月とかだとお盆休みにあわせて高い料金なのに、三泊四日台風直撃コースにのってしまったなんてことも、たけちよは経験しました。
スゴイです沖縄で台風直撃の場合。まず雨量がハンパない。幹線道路みてて、煙ってる。地面にたたきつけれれた雨が80cmくらい跳ね返る。
大げさに聞こえるかもしれませんが、さわさわ雨じゃなく煙るってのは、そういうことです。
そうなると、もうなんもできん。幹線道路にも車がまばら。

そんな状況で走ったら、教習所でならった「ハイドロプレーニング現象」を体感することになります。



【宜野湾トロピカルビーチ】
これは多分宜野湾で撮影したもの。
正直ここはちと失敗した。近所の保育園の子供達がいっぱいきてるのに遭遇した。
害があるわけでもないのです。沖縄の子供たちはこんなものに興味を示さない。
ナニが怖いかというと、打ち上げられてるサカナ(サンマとかイワシみたいな)を投げて遊んでる。

しかもこのあと雲がどろっと立ち込めて雨が降ってきた。
雲がでた時に危険を察知して退去。

【大和魂】
その園児たちがみな「ももたろさん」を歌う。
「ももたろさん、ももたろさん♪」なぜかそこで歌詞が止まる。
そこから延々リフレイン。大合唱でリフレイン、
「黍団子」に興味なし、「鬼退治」も興味ない。ヒーローの名前を連呼する。
そしてサカナが飛び交う。

ここで僕は思った、
「君達のヒーローは波レンジャーじゃないのか?」と。
しかも、なに、ヤマトンチュですら今の子供たちはヒーローと認めない「桃太郎」を呼ぶウチナンチュの子供達。
おばぁ達が
「ヤマトの精神侵食を心配するから桃太郎はやめようよ」と思ってしまった。



【サイドカーロンメル&バイエルラインを撮影したサンセットビーチ】
ここは入り江っぽい構造のビーチ。
ただ、午前中は干潮でホテルのレイトチェックアウト前にいってみようなんてのはオススメできない。
昼頃から少しづつ潮位がもどってくる感じです。

潮位の問題は沖縄の西海岸全部おなじでしょう。
ハイシーズンなら昼過ぎに那覇空港についても充分夏を堪能できます。




【アラハビーチ】
これはもう、トップライトなんですけど、雲が被って発色が鈍い。
光は回ってくれるけど。
なんつーか、撮りにくい。
ビーチのせいではなく、天気のせいです。
帰りの日とその前日はもうびちゃびちゃ。


つまり、2016年のWF前に撮影したのは、天気のおかげで冴えない。
全部がダメって訳じゃないけど、ちょっと無駄しちまったw
でもま、そこまで撮影にいった自分を称えたいと思います。
(そこに行く楽しみもあるんだから「称える」ことじゃないですね)


【きまぐれリベンジロード2018】
ロケ地:豊崎海浜公園

似たような2カットですが、雲がぐんぐん引っ張られて雲の影がすーっと流れていく、10秒で雲の位置がかわってしまう、そんな天気。
事前予報では雨でしたが、台風が本島の東側を進んだので梅雨前線が東側に形成され、日本本土が雨になってしまった。


低層雲がぎゅんぎゅん動くので露出だけでなく、ホワイトバランスがめまぐるしく変わっていく。
油断すると黄色かったり、青かったりしてしまう。
ときどきその処理が追いつかなかったり。WBブラケット使おうかとも思った。


そんな、ことよりも、ついに太陽を手に入れることができた♪
それがナニよりも嬉しい。
太陽はいつだって気まぐれ。その「きまぐれ」にリベンジ決めた2018。

オレ勝利!

熱い季節は終わらない。

このロケでは戦車と女の子だけでなく「ロボ」という部類の新しいお友達まで参戦。
戦車という殺伐とした鉄の塊に、女の子をのせると、戦車は少しゆるいオブジェになる。ラウンドフォルムのウィーゴをさらに加えるともっと緩くなる。

そだ、先に伝えておきたいことがある。
こんな光量で撮影するとどんなことがおきるか?
この日の夕刻から翌々日の朝まで、足の皮がつっぱって、膝曲がらなくなった。
立つと「しびれてるのか」と思える痛みが足を襲う。
足が熱くなってしまうのでたびたびシャワーで冷やす。
歩けないとごはんとトイレが困る。歩けないということではないけど、立つ時の激痛に悩まされる。ゆっくり足をついて力をいれて立とうとすると激痛が長引いて立てない。ベッドから起きるときは一度の痛みで済むように反動をつけて一気に立ち上がる。そんな一日半の代償の上にこの写真はなりたってます。

撮影時ちょうどこのDAKの戦車兵服みたいな服装でした。(上長袖着用だけど、半ズボン)
こんなのアウトですよ(笑)
現代においては砂漠戦でも長袖長ズボン。


【スイカとカメラとロンメル将軍】
ロンメル将軍は戦場における写真が多い。ライカからカメラを贈られたというのと直接結びつけてはいけないが、ナルだなと思えるところはある。
美談もあるが、独りよがりなとこもフンダンにある。
それはさておき、このロンメルちゃんにはカメラのパーツが同梱されてます。これに限らずりざあ堂のロンメルちゃんには最初のケッテンクラート以外のモデルでカメラパーツがついてきます。
ただ、このカメラはロンメル将軍が使ってたライカとは形状が明らかにことなります。
当時のライカに寄せると、今の人が見ると、コンデジ?ミラーレス?と思ってしまう形状です。
古臭く見せるために二眼レフタイプにしてあります。
二眼レフってのはナカを覗くと結構面白くて、もう少し右だなと思って右に振ると「あれ?」となります。左右逆像なんです。(鏡を使ってるから前後逆像というべきかな?)
携帯性も悪く、レンズもそんなにいいものじゃない、技術の不足が、やさしさを加えてくれるそんな描写をするカメラでした。

スイカはロンメルちゃんに付与された緩さの象徴。
それと色合いもあるんです。DAKの退色軍服では車両もあわせて全体が黄色で構成されてしまいます。
赤とピンクの髪の二人に不足する色を付与してます。カメラも同じで黒くてしまった物を加えてます。二眼くらいのずでんとした大きさが存在の主張にはちょうどいいのです。
まるくて緑と黒のシマシマ。スイカも不足する色を補う為にアイテムです。


【とろぴかーな】
2018年の撮影ですから、16年に僕の手元になかったものが写ってます。
ウイーゴもそうだしパラソルも。サーフボードもシャル&ゼナの一本だけでした。

いままで大事に丸いままだったスイカもついにカット。
髪の毛まわりにしかなかった赤味を足回りにも配置してコントラストをあげてます。


【奥行きを持たす】
「おまえらナニやってんだ?」
「くつろいじゃってってんだろ」って感想をいただけたら幸い、そこが僕の求めていたものです。

一号のとなりに緊迫感がまったくないものをいれて、さらにその奥にKWを配置してます。KWは切れてもかまない背景の一部です。
遠くを眺めてるウィーゴのまぬけ面と、明らかに遊び道具のサーフボード、そこまでをピント領域(被写界深度確保)にしてます。
ウィーゴよりあとは背景なのでなんとなくあってるようにみれればいい。そんな撮影です。

Yのっちやすぎやんが撮影する際に、「対象物以外も何か貸そうか?」と毎回言います。撮影対象物を主として、背景として扱う従の為、主と
従を同列に構成する画面づくりの為、そんな用途での提案です。
決して撮りたいものを貸し出しますよーってなモノではありません。
撮影してみるとわかりますけど、慣れるまでは1つの対象物でもそこそこ時間かかります。セッティングと収納が対象物ごとに加算されます。

【最後に】
この一号戦車はほぼノーマル(キットのまま)ですけど、一部分は違います。まずライト三箇所とフォーン、これはドラゴンの一号対戦車自走砲であまった部品を使ってます。ジェリカンはタミヤの古くて安いジェリカンセットを使ってます。新しい方をこの数つかってしまうと、ドラム缶がだだあまりしてしまう(笑)
ステーはプラ板つかってます。スイカの横の銃剣はドラゴンであまったものを一部削ってDAK仕立てにしたものです。
全体フォルムはまったくテをいれてません。ズベズタキットそのままです。
タミヤの安い二号F/Gじゃダメだったのか?と聞かれたら、さすがにそれはダメですと答えます。
横があくから、ふたりナカからのそのそ出てきたイメージが成立します。
すわってるポーズの二人ですから、他の車両でもどっか座ってくれるとは思います。
もしかしたらタイガーTでもいいのかもしれないし、sdkfz222とかでも大丈夫なのかもしれません。やってないのでわかりません。

マチルダに鉄十字描いて乗せるなら、それはそれでありじゃないかな?
上部開放型かハッチ二箇所あくものなら乗せるだけなら大丈夫じゃないかな。

「××にあうか?」といわれてもあわせてませんが答えになってしまいます。

ただ、BMWサイドカーモデルのコ達をみて「陸王にのせられるか?」と質問されると、それはほぼ絶対の答えが出せます。
「それはムリ」

陸王とBMWではサイドの配置が逆なんですwww
質問の前にちょっと自分で考えましょう。
もし同じサイドだったとしても、次に形状が違います。陸王のサイド席は完全にお船。横がしまってるのです。サイド席から足投げ出しているポーズでは適合しません。
絶対の答えではなく「ほぼ」がつくのは、個人の認識力と技量で差異が生じるからです。
バイクモデルを自転車に乗せるのも難しいです。自転車のシート高は結構あるんです。
26インチ27インチあたりの自転車はバイクよりシート高かったりします。じゃぁ何故バイクのほうが足つき悪いかというと車幅(厚み)です。
そこらへんは認識力と技量があれば解決します。バイクモデルの足をまず閉じる、それで長さを調節する。それでも足りないってことは起きます。
タミヤの自転車のおじさんよくみるて、ちゃんと記憶しているとわかることです。足はステップ(こぎペダル)まで。

たぬきさんがよくなさっていた乗せ換えは、座ってるポーズのものを選択、砲塔ハッチ用のものを他の車両にのせかえ、手の角度を調整。
「イメージした組み合わせを、実際にあわせてみる。」それしか方法がないんです。(概ね合うだろうって推測のモトにやってみる)

2019wにシャーマンのM4A3E8用を出しますが、それは僕が過去に作った105mmと75mmのシャーマンにはあうでしょう。
あの三つはハッチ形状が同じです。
そこは慣れとか記憶です。


平成31年1月22日たけちよ記