1/35scaleガレージキット ミリタリーフィギュアの女の子たち。タイガーⅠの5人のできるまで。(キットの塗装・作り方)



タイガーⅠ用の五人を作例に用います。

※一部写真を白黒にしてますが、カラーだと見えないからです。




四体分のパーツ。


ハウサーちゃん
ビットリッヒちゃん
ヴィッシュちゃん
マイヤーちゃん

腕のあわせ面とかおしりに「W」とか「W」「H」とか
刻印してあります。
でも、パーツ真っ白でよくみえません。
なので、
作るときにマジックで描いてます。


タッパにはいらなかったバウムちゃん

↑これとあわせて5人でタイガーⅠ一両分の搭乗員を構成します。

中性洗剤であらったりしてません。
パーツ触った時脂分感じないでしょう?
離型剤(油)つかってないんです。
あれつかうと、パーツの表面に油紋が残ってしまうのでつかわないんです。
過去少しだけ使ったものが存在しますが、生産数の99%以上はノンオイルです。
1/35シリーズは100%使ってません。
だから型がもたないんでしょうねー(笑)


ハウサーちゃん。
バリとりして瞬間接着剤で腕を固定したところです。

まだパテとか使ってないです、というよりパテいらないかもなー。

でも、腕と胴体の継ぎ合わせ部分がちょっと黒いでしょ?

それはですねー、マジックで「H」の文字を書き込んでおいたから、瞬間接着剤で色オチしたんですよー
で、流れだしてきた。


ヴィッシュちゃん。
コマンダーハッチの後ろ側のゲベックカステンに座ってるコです。

傾斜は関係なくまったいらなとこOkです。(多分w)

頭部はまだ接着できないので御了承ください。

5人でこんな感じになります。

パテを使う場合はタミヤの白いパテをオススメします。(肌色の部分は特に)
灰色のサーフェイサーとか使わないほうがいいです。

筆塗りなので、下地が落ちてくることだってあります。
それに、肌色塗るとき発色が悪くなります。白をたっぷり塗れば肌色も発色するでしょうが、、、、
モールド埋まってしまう可能性もあります。

そんな訳で灰色サーフェーサー使ってません。




【塗装】


プライマー
 ↓
肌色
 ↓
白眼部分の肌色の剥離
ナイフでコリコリ肌色を削り落とすんです。
 ↓
クリアコート

と終わって

いよいよシール貼りです。




まず、シートのシールをカットします。

↑限度見本ではなく、見本です。
みなさんお手本にしてください。


水につけます。


貼ります。

マークソフターをつけて、ほんの数秒まってから綿棒で押し付けるとうまくいきます。
ときどき綿棒にくっついてしまうこともありますが、焦らず、綿棒をそのまま水につければシールは剥離します。

白眼の部分の肌色を剥離してそのままシール貼りにいってもいいように思えますが、ここはちょっと我慢。
剥離すると段差が生じます。肌色層だけでなくプライマー層まで剥離してしまうこともあるので、段差が出ます。それと、プライマー層まで剥離してしまうと、表面がギザギザになるのです。
クリアーを軽く吹いてツルンとさせることによってシールが貼りやすくなります。


シールが乾いたら

またクリアーを吹き付けます。


赤ほっぺのシールを貼ります。


赤ほっぺを貼ったらまたクリアーを吹きます。
眼とほっぺを一緒に貼ると水や綿棒で先にはってあるのがズレたりします。
また、貼り仕損じたと思ったときに、剥がす際、全部はがれてしまう可能性もあるのです。

眼のシールを貼ったらクリアー。
ほっぺを貼ったらクリアー。



これで安心して筆塗り工程にすすめます。


もし、筆で塗っててほんの少しはみ出してしまったとき・・・・・
焦らず乾くのを待って、職人芸で、そのはみ出した色の層だけを剥離することもできることがあります。
クリア層は保険です。

それと、髪の毛や帽子の塗装をするときにあちこちつかむところを変える場合もあるでしょう。
そんなとき、クリアを吹いてあれば、シールが剥離していまう心配もありません。

もしクリア層を減らそうと思ったら、白眼の肌色剥離の前に、髪の毛と帽子を塗装してしまうのがいいでしょう。


帽子塗ってみた。


この段階で紹介することではありませんが、帽子のピンク線のはいるΛのモールドは消してください。
鷲マークの下です。

後半戦にはいったドイツ軍には線一本の余裕すらありません。
なーんで彫ってあるかといいますと、初期型タイガーとか他の車両とかで使用される可能性を考慮しております。
モールド消すのは簡単ですが、彫るのは大変です。
末期ドイツ軍の場合消してくださいΛマーク。
(白い樹脂のときだとこのモールド写真によく写らないんですよー)


全員帽子装着。

車長ハウサーちゃんだけ迷彩で塗装してみましたー。

ちょっとづつです。


ハッチのなかにはいるから、ベルトから下みえません。
ということで保険としてフトモモまで迷彩することにしました。


ハウサーちゃんの帽子のヒモ

普通の白い糸をローズピンクで塗ってツバの上に貼り付けます。
こめかみあたりの2点ドメ(瞬間接着剤使用)

エナメル塗料と溶剤が写ってます。
眉毛の塗装だけ、エナメルを用います。(他は全部ラッカー)
眉毛は塗装してるというより、消して整えてるんです。
探すの大変だ、三回くらい紹介したと思うけど、自分で探して。
blog
「多分1/35の女の子ミリタリーフィギュア」って区分にあると思う。



パターンはほぼ一緒、塗装が三種。

黒なら黒、フィールドグレーならフィールドグレーで統一するのがいいかと思います。
迷彩で統一はあまりオススメしません。面倒です。
でもなー中期以降基本的には武装親衛隊の戦車兵の着衣は迷彩服支給なんですよねー。
でも、5体も迷彩にしたら面倒だ。とんでもなく面倒だ。
単色がラクでいいやー。
オススメは黒ですよ。
バックルとシャツのエリだけ他の色で塗ればいい。


あ、で、迷彩服の場合、肩章のモールドをとばしてください。
基本的には階級章ナシなんです。でもなんか独自に用意されてた場合もあったりするので、そのまんまでもアリかなー。僕はトバしちゃいました。


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