これはハセガワ製1/72キット「ダイムラーmkU」です。
キット製作期間は半日です。

ワンフェスが終わった翌週の九月四日、ごんざえもんといっしょに田園都市線青葉台駅の文教堂の模型屋さんに向かう。
246を降り、いつもの一時間200円の駐車場にぶうぶをいれて、模型屋へと歩く。到着すると休業状態・・・・張り紙が一枚「8月31日をもちまして閉店しました。」

うぉぉぉぉゅ!聞いてねぇぜぇ!!!

悲しみに打ちひしがれながらも「模型の神様が我々に試練を与えたもうた!この苦難(passion)を乗り越え我々の求める理想の国へと向かうのじゃ!」と叫び、ゴンバスは爆音とともに駐車場から走り去る。駐車場代200円は僕負担、手には領収書。
模型の神よ15分ですぞ!100円になりませんか・・・メゲます。
九月十八日。
青葉台から荏田へと移転した文教堂の模型屋さんへと向かう僕とごんさん。
近所の文教堂にいって荏田の文教堂の住所を聞く、店長らしき人がソラで住所を言えたのにはビックリ!
聞いた住所をモトにゴンバスの車載地図を開き目的地を確認する。
全国道路地図・・・てゆっか、これじゃ小学校の社会の「地図」で天竺へ向かうようなもんじゃん。

やのっち号にはナビがついている!とふと思い出す。

猪八戒のアトに猪八戒MKUをお供(失礼!)に天竺への巡礼の旅は始まった。

てな訳で目的地の文教堂模型屋さんへとたどりつく。

本日開店というだけあってとてもキレイ、店のつくりは青葉台の時と同じでゆったりと通路が取られてる。何よりも「木の香り」がする模型屋というのはとっても珍しい。
開店特価だったのでしょうか?タミヤのエッヂングパーツ入り四号とパンサーが半値で売られていた。ついでともうしましょうか、シャーマンジャンボが半値でドバッとあった。

普段の僕なら「お宝チョップ」とか言って四号あたりを買っていたはずです。でもこの日は軽戦車もしくは装甲車を買うと決めて店にいったので、地にアシの着いた買い物ができました。

一号戦車はとってもお気にです。
条約制限下で必死にコソコソつくった戦闘車両。演習の際には一号戦車はおろか、木でつくったハリボテをみんなで抱えてブルンブルンと口にしながら走ったこともある涙ぐましい独逸陸軍。
「ふぅ〜」と一息ついてコレにしよう!と思いながら値段を見る。
2500円!!!!!!!!!
キングタイガーの砲等より小さいのになんて高いんだろう・・・・
でも欲しいんだから買うべきだと思いながら箱をあけてパーツをみる。見事なバラキャタ。恐るべきはキャタピラパーツ一枚につきニッパーの刃を五回いれないと外れないコト。一日どころか一週間組み立てにかかりそうな高級キットだったので断念。
二号戦車とスチュアートはウチにあるし、sdkfz222も実家においてある。
作ったことのないものというと、イギリス軍×1/72という組み合わせだなとおもいながらこのダイムラーを手にとってみる。
1/72っていうのはタイガーとかパンサーのなぁんかしょっぱいつくりがキライで買うのを躊躇してしまうアイテムなんです。
そんでもこのダイムラーはパーツの合いもよくインジェクション時のヒケもほとんどなくとても良いキットでした。組み立て自体は二時間位でおわります。塗装に二時間位かけてやってみました。


塗装を説明しますと・・・

タイヤをエナメルマーカー黒で塗ります、車輪軸をもってくるくる回すととてもラクに塗れます。

ホイールと本体全部にウッドブラウンを塗装し、続けてミドルストーンをハイライト部分に塗装していきます。この二色はブラシでおこないました。
ここからは筆です。タミヤのエナメルブラックを溶剤で薄くといたものを全面にのばして陰影をつけいていくようにぬります。白
重量感がでたかなってころ合いをみて乾燥まち(ラブひなDVDをみてました)。
エッジ部分にダークイエローを塗ります、部分的にシルバーを使用し俗にいうハゲチョロをします。
マフラーは明るめのシルバーを塗装したあとにレッドブラウンをビンのヘリについているネバネバ状態でたたきつけるように塗装し、浮き上がったサビのように表現します。
最後にフラットベースとダークイエローをうんと薄くしたものを全面にブラシで吹き付けます。
本当に薄いので濃淡をつけるのには乾燥させながら塗っていく必要があります。ダブルアクションのブラシを使っているので、乾燥させる為に液なしでエアーだけ吹けるので結構らくでした。
塗装は今紹介したような感じ毎回塗ってます。
フィギュアは別ですよ。どっちかっていうとフィギュアの塗装は飛行機に近い気がします。
このキット五百円の割りに結構満たされます。ほんの少しだけ問題点を挙げるなら予備タイヤの固定部分が曖昧です。手馴れたモデラーにとっては息抜きでつくるのにはとってもいいです。
それと初心者にもオススメです。戦車模型をつくる時転輪・キャタピラが面倒だな・・・ってめんどくさがり屋さんにもGoodです。余談ですが今回パテは一切使わずにつくりました。それだけパーツの合いがよく、原型がよかったということでしょう。インジェクションのヒケは一部ありましたが、テーブルにカミヤスリ敷いてささっとこすると修正できる程度です。
こんなにステキなキットが税込みたったの525円。
スケール比較も兼ねて525円と<記念撮影>。
ハセガワさん、文教堂さんありがとう!特に文教堂さん昔バイトやとってくれなかったコトは忘れます。
大学生の時ですからものすごく昔のはなしですけどね。

でも荏田東にある文教堂の模型屋さんでこのキットを購入すると420円!(ぶらぼうぉ)
多分新宿イエサブも同じお値段だとは思います。

実は後日談があってこのダイムラーの完成で気を良くした僕は、完成直後の日曜午後に、ノクチ、イエサブ・イシハラとはしごしました。
1/72もいいなぁと思いながら手にする「タイガーT」
やっぱりダメです。あのマッタイラな転輪・・・・、パンサーもマッタイラ。レオパUはキャタピラと転輪が一緒のモールディング。ハセガワさんごめんなさい。。
<後日談しょの弐>
同時に購入したハンバーは車軸むき出しでタイヤカタカタ。サスペンションもついてないので軸もろ見え。泣きそうです。

<後日談しょの参>
日曜に完成させアップしようと思ったらすぎやんが行方しれず。HPアップロードのアクセスコードわからず断念。本当にワンデイで作ってること説明する為にキットの領収書と帰り道のファミレス(時間入り)のレシートとってあったのに・・・ぐっすん。別の機会に立証します。

<後日談しょの四>
ワンフェス直後に戦車キット一台完成させたんです。
なんでかこっちを先にアップさせてしまいました。

<後日談しょの伍>
冬のWF・WHFの新作の原型がとまってます。戦車万歳!

平成16年9月21日 たけ