やっぱりちょっとピンボケ・・・・ちっちゃいともよちゃん。

これはりざあ堂製1/10レジンキャストキット「星降る天使のともよ」です。
キット製作期間は・・・不明です。

このキットは昨年夏ワンフェスで初回リリースしたものです。
いま頃になってようやくHPにアップしました。

<オイオイ同じ始まりかい!>

なんやかやと忙しく、今になってしまいました。
これは2005冬ワンフェスで出品する為にリペイントしたものです。版権申請や以前のイベントで展示してたのはワンデイでこさえたお粗末なものでした。

<まだ同じかよ・・・・>

上期初回リリースが多いためサンプルがどうしても時間かけられなかったりします。以前夏に出した水着さくらなどサンプルリペイントどころではありません。「リメイク」バージョンで原型変更してます。コレはすぎやんのオーダーでつくったものですから、新しく型おこす費用もキャスト代も彼の負担です。無論そのとき彼の小さい目には涙が滲んでました。
涙のリメイク版の在庫はもう2個しかないハズです。問題は初版モデルが三体あることです。これはとてもとても危険なアイテムで・・・・まぁこれはすぎやんが廃棄するそうですのでこれ以上世に出回ってしまう危険がないのでヨシとしましょう。ナミダ滲むどころではなく号泣です。

下期は初回リリースが少ないのでリペイント・リメイクに最適なんですが、1/6の制服さくらタダでリメイクするよと以前提案したら却下くらいました。
1/6制服の初回展示は短期間でつくったものですぎやんサンプルとほぼ同じ完成具合です。

天使のさくらと同じ台座がキットに付属してます。
クランプ先生のモトイラストではウイング台座の羽の本数がさくらちゃんのとともよちゃんのでは一本違うのですが、これはすぎやん・ほっすぅいとミーティングして「同じ本数でもいいのでは?」という彼らのご意見を参考に同じ本数で統一しました。
台座はムーンライトのものと比べるとかなり大きいので二分割になってます。(ウイングと支柱)
ウイングの容積だけでも本体のフィギュアを上回ります。
「フィギュア原型をつくるのにこんな台座なんてものまでつくらなければならんのかね・・・」とほっすぅいがボソっといってましたが、本当です。3Dプロッタでもあればすぎやんがシェードデータをこさえてカリカリやって放置しておけばできます。僕が感覚でしこしこ円柱つくったり左右対称を意識したり、とにかく数学オンパレードな造型するよりよっぽど早くあがる訳です。(しかも正確に)

グチってもしかたないですが、買った人が多少努力したとしてもキット単独で完成させて展示できないものは困る。
スカートの形がきまっている以上ひらべったい台座買ってきてもどうにもならない商品はナシです。
飛行機のプラモで足が引っ込んでいる状態しかつくれないキットで専用スタンドが入ってないと僕だったら「悲しい」


接地面が確保できないものには必ずキットに固定台をつけるようにしてます。
1/6制服とキャロットは不安定なポーズですが片足がまったいらなので100円ショップのまな板にネジ止めすればOKと判断しました。むろんこの天使の台座も重量配分が見てわかるように後ろにいってます。さらに台座にフィットする座り位置は支柱延長線より後方という状態なので百円ショップの二枚100円のコースターにこの台座を固定する必要があります。そこはモデラー個人の技量というか楽しみの領域だと僕は判断します。
以前ムーンライトを完成させた二人の方が「自分のHPにアップします。」とメールを下さったんですがお二人ともとてもステキにディスプレイされてました。
同じキットでも僕を含めて三人三様それぞれ違う観点でつくっていくんだなぁと関心しました。

話を台座にもどしますが、天使のさくらもムーンライトもコーヒーカップ等に対応となっております。(宣伝、宣伝)

ガラスとかアクリルのグラスにのせるととってもかわいく見えます。そういった意味ではウイングマークの台座はキットを作る人に固定観念を植え付けてしまう可能性が高い「余分なパーツ」にすぎません。原型つくりながら「あ〜でもない、こ〜でもない」と僕もいろいろつくる人の気分というか観点で考えてみたりしてます。
それって結構楽しいんです。今「怪盗さくら」のサンプルをつくっていますが、杖をみてて「これってマドラーになるじゃん」っておもってみたりします。「さくらカクテル」をつくる際はこれで混ぜる。決してシェーカーでふってはいけない。そうだ1/6の杖をマドラーとして夏ワンフェスで単品リリースしよう。とかいろいろくだらないこと考えてしまいます。
文鎮って書道の道具に棒のようなものがはいってるじゃないですか、アレだって自分の気に入ったカタチの石なんかつかう方が全然カッコイイわけです。グラスやコップにフィギュア本体をディスプレイすれば台座のウイングパーツは文鎮にでもペーパーホルダーにでもできます。そんなさくらアイテムをつかっている人なんていないんです。これって自己主張できるものだと思うんです。
このさくらを購入された方いろんな台座にチャレンジして僕のつくった台座をあまらせてください。
でも・・・・・ともよちゃんはかなり厳しいです。きゅうりかソーセージしかセッティング不可能でした。

さくらと戦車の「りざあ堂」といわれるウチでもともよちゃんのセッティングはかなり困難でした。
ウイング台座の局面(連続スルR)にフィットする構造になってますんで平坦な戦車にはフィットしません。Su122の短い砲身なんて結構いいかとおもったんですが太さが足りない。しかもなんか絵ヅラわるかったので廃案。
目を細めてなんとなく妥協できるセッティングがコレでした。でもしっくりこないんです。台湾バナナ(小さいヤツ)がシックリくるかとは思うんですが「意味不明」なんですよね。
想像力限界です。

ってこうなった時「台座あってよかった」となる訳です。

今つくっている「怪盗さくら」は接地面かかと一点ですので、台座は別に必要となると思いますが、キットにはその台座と足裏を固定するスペーサーが入っています。自分のなかでは台座だったんですが冷静に考えて固定用スペーサーと判断。カカト一点に真鍮いれて固定する方が美しいとは思います。でもみんながみんなそんな芸当できる訳じゃないんで、今回の展示サンプルはその「スペーサー」使用してつくってます。
うまい人はこういうもの使わないでつくってしまうとおもいますが、昔の模型の箱の横にはしょっぱいデキの完成品があって、どうやってもつくれないような箱絵・・・・・このギャップがモデラーの魂に「よっしゃぁ!」って火をつけてくれたものです。
僕のつくるつたないサンプルはそのしょっぱいデキを再現してます。
ほっすぅいが面白いコトいっていたのですが「飛翔はモデラーの技術向上を応援します」・・・・・・・・
コレって面白い表現です。「技術を要求」ではなく「技術向上応援」というワンクッションおいた表現。なんか犯罪っぽいニオイしますが、これを拡大して「りざあ堂はモデラーの想像性と技術向上を応援します」としたいです。
塗り方や接着で結構かわる部分て大きいです。海洋堂とエスイー殿には版権申請として今後もワンデイ使用の恐ろしいデキの写真が届きます。(キット購入された方、はいっている写真がそうです)
版権申請で余計なものが写っていてはダメという条項がありますんで、花やぽわぽわがあるコレはダメです。
や○っち先輩のしょっぱい戦車プラモデルクオリティでGo!りざあ堂メンバーは脅威のヘッタッピ集団さ、「フィギュアの接着剤はなにつかえばいいんでしょう?」なんて質問にもみんなしどろもどろ、多分まともに答えられるのはレイちゃん萌え萌え超硬派美少女フィギュアモデラーただ一人。2005冬ワンフェスでそんな彼のシフトは会場一時間後すぎやんとセット。先発は僕とごんざえもんになると思います。
平成17年2月9日 たけ記